1980-03-28 第91回国会 衆議院 運輸委員会 第6号
いわゆる便宜置籍船の海洋汚染発生件数が非常に多い。わが国でもこの便宜置籍船によるいろいろな問題がたくさんあると思うのです。船員の賃金の問題だとかいろいろな問題でこの便宜置籍船についてはまだまだこれから私たちが追及をしていかなければならない問題があると思うのです。
いわゆる便宜置籍船の海洋汚染発生件数が非常に多い。わが国でもこの便宜置籍船によるいろいろな問題がたくさんあると思うのです。船員の賃金の問題だとかいろいろな問題でこの便宜置籍船についてはまだまだこれから私たちが追及をしていかなければならない問題があると思うのです。
○政府委員(寺井久美君) 先生御指摘のように、わが国沿岸の海洋汚染発生件数と申しますか、当庁で確認いたしましたものは、この数年大体二千件程度で横ばいに推移いたしております。そのうち船舶による汚染件数というのが四十九年の場合は千二百十四件ございました。
また海洋汚染発生件数は昭和四十四年以来増加し続けてきたが、昨年初めて減少のきざしが見えてきたとのことでした。なお管内の巡視船の大部分が船齢二十年をこえており、巡視船の代替建造の促進とあわせ、航空機二機の増強についての要望がありました。なお三角において海上保安部より、現地における航行安全対策の実施状況等についての説明がありました。
海上保安庁が昭和四十八年一月から十二月までの間に、本邦周辺海域におきまして、把握いたしました海洋汚染発生件数が二千四百六十件となっております。これは四十六年に確認いたしました千六百二十一件に対し一・五倍、四十七年の二千二百八十三件に対し一・〇八倍、八%の増加になっておるわけでございます。
○佐原政府委員 海洋汚染の問題につきまして、先生御指摘のとおり、二千件をこす海洋汚染発生件数のうち、油によるものが約八割以上を占めております。 私どもの監視、取り締まりのやり方といたしましては、海洋汚染発生の多発海域ともいうべき東京湾、伊勢湾、大阪湾、瀬戸内海、これを第一海域と称しまして、たとえば、毎日飛行機で二回、空から監視をする。巡視船艇は必ず常時一隻はパトロールをする。