2001-03-01 第151回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
「諫早湾干拓事業に起因し有明海水産業に予測し得なかった新たな被害又は支障が万一生じた場合には、乙は」つまり九州農政局長です、「誠意をもって甲」これは各漁連ですね、「に協議し、解決するよう努めるものとする。」 私、思うのです。
「諫早湾干拓事業に起因し有明海水産業に予測し得なかった新たな被害又は支障が万一生じた場合には、乙は」つまり九州農政局長です、「誠意をもって甲」これは各漁連ですね、「に協議し、解決するよう努めるものとする。」 私、思うのです。
七ページの三「諫早湾干拓事業に起因し、有明海水産業に被害又は支障を生じた場合には、貴職が責任をもって必要な対策を講ずること。」四「有明海水産業への影響並びに環境の変化を把握するため引続き定期的に調査を実施すること。」これは、昭和六十二年二月十三日に九州農政局と佐賀県有明漁連の会長との間で取り交わされたものでございます。
また中海における航行並びに漁撈にはなはだしい制限を受けるばかりでなく、滑走路の突出によって海流に異変を起し、赤潮を生じて魚貝類あるいはモ類を全滅せしめ、中海水産業を破滅させる。さらにまた爆風、爆音並びに航空事故による被害は飛行場の至近距離に人家が密集しているために特に甚大で、日常生活はもとより農業生産や学校教育にも重大な悪影響を与えるというのであります。
これに対し、鳥取、島根の両県当局においては、現在計画中の中海干拓事業に正大な支障が起きるという理由で反対しており、また地元側においても、海岸線から突出して埋立工事をすれば、海流に変動を生じて海水産業が破滅するし、その他ジェット基地周辺の住民は日常生活を脅かされ、被害甚大であるという理由から強く反対しておるのであります。