1974-07-11 第72回国会 衆議院 農林水産委員会 第44号
そこで、問題は、海外輸入により関係国との間のいろいろな調和が乱れるということも心配の一つではありましょう。それから、また、製糸業者というものは企業が成り立たないという心配もあるだろう。しかし、問題は、農家が桑をつくり、繭を生産しない限り、国内においては養蚕業というものは滅びてしまうのだから、私どもは、国内においては養蚕農家を守っていくという立場に立たなければならない。
そこで、問題は、海外輸入により関係国との間のいろいろな調和が乱れるということも心配の一つではありましょう。それから、また、製糸業者というものは企業が成り立たないという心配もあるだろう。しかし、問題は、農家が桑をつくり、繭を生産しない限り、国内においては養蚕業というものは滅びてしまうのだから、私どもは、国内においては養蚕農家を守っていくという立場に立たなければならない。
○瀬野委員 わが国としては、食料については、国内自給を第一義に考えて、海外輸入を安定的に確保するということは、われわれも当然そうあるべきだと思うのです。これはもう完全に自給ができないことも十分承知しております。
それで、それにプラスされた海外輸入エネルギーが日本の総体の活動になっているわけでございます。ですから、その中にもちろん国産エネルギーが入っております。もしそういう——これは仮定でございます。
わが国は経済力は相当なものでございますけれども、資源的に申しますと、きわめて弱小な国であることは、御案内のとおりでございまして、ひとつ石油ばかりでなく、金へんのついておる資源ほとんど海外輸入でございまするばかりでなく、木材とか食糧とかいうものの限界必要量も輸入に仰いでおるわけでございますので、地球大にわが国の供給源を現に確保しているわけでございますし、今後も確保してまいらなければならぬ立場にあるわけでございます
そういうことで、来年度農林省として予算要求いたしまして、農林産物の海外輸入を効果的に行なうということで、海外農林業開発公団——仮称でございますが、そういう公団をつくって、一体的な海外の開発輸入の促進をやりたいということを考えております。
まず、海外輸入品の高騰、これは主として原材料だと思いますけれども、これに対して、現在フロートしている国際通貨制度なるものが、有効に、価格抑制約に働くだろうかと考えますと、これはちょっと望み薄である。結局、海外からの輸入原材料というのは、フロートの中で実質的に価値を高めてまいりますし、先進国では価値を低める。
○武藤(山)委員 総裁の新聞記者会見を読んでみてちょっとがっくりくるのは、やはりいまおっしゃった海外輸入物資が非常な高騰を続けておる。したがって、国内要因は取り除けるが、こういう国際インフレに対しては何とも総需要抑制なり日銀の政策手段ではどうにもならぬ。こういう意味に受け取られて、物価問題は慢性病だ、これは慢性の糖尿病で、入院患者は何とも手だてがない。
食糧の多くを海外輸入に依存しておるわが国の農業は、はたしてこれでよいのでありましょうか。 高度成長のゆがみを受け、いまや農業就業人口は全就業者の一五%を切り、四十六年末には七百五十万人を割っております。政府の在庫米を見ても、本年、当年産の新米を含んで三百四十二万トンが推計されているにすぎません。食糧については、可能最大限の自給経済体制をとっていくべきではないでありましょうか。
今後十年につきましてもあるいは当面の数年におきましても相当大きな伸び率を示す、それでこれに対する対応をどうするかというような問題からいろいろな御指摘かと思うわけでございますが、四十七年の数字から振り返りますと、食肉全体消費の約四割は豚肉でございまして、あと約三割強が鶏肉、それから二〇%弱、一七、八%が牛肉であるというような消費の形態をとっておりますが、それらの輸入状況と申しますか、需給の国内生産及び海外輸入
さらに、将来農協の事業としてやるべきものとして、全農を通じてでも御承知のとおり、本年度非常に飼料が高くなって、飼料の海外輸入に依存しておったというところにも問題があると私は思う。
一二・五億トンぐらいの供給可能量の中で、日本が六億トン近いものを、輸入を必要とするということになりますと、アメリカも同じそのころになりますと、御承知のように自国生産だけでは足りませんから、大量のものを海外輸入に依存しなければならなくなります。さらにヨーロッパだって相当必要になる。
その石油の販売先も、日本、韓国、台湾、香港、フィリピン等の海外輸入も行なうという計画と聞いておるわけであります。ですからこれらの外国の資本の進出によって、もしかりに早急に返還になった場合に、日本としても大きな影響があるのではないかと考えるのですが、この点どうですか。
○両角政府委員 ただいまお話がございましたように、金属鉱業等安定臨時措置法は、貿易自由化対策といたしまして、主としてわが国の金属鉱業の海外輸入鉱に対するコストの引き下げ、競争力の強化という観点から制定をされて運用をしてまいった次第でございますが、御承知のように今日までの海外の事態は、本法制定当時予想いたしました事態とやや異なった面があったわけでございます。
したがって、これがいわゆる海外輸入の一つの大きな部分も占めておるというふうにも考えております。しかし、いずれにいたしましても、自給率を上げなければならない、こういう観点だけは、私どもは食糧問題に対する供給の変化、多様化に応じながら、しかも自給率を上げていくという施策だけは、予算あるいはその他の施策を通しまして御協力を得て、今後も推進をしてまいりたいと思うのであります。
○国務大臣(菅野和太郎君) 昭和六十年度について申しますと、国内炭は五・三%、それから石油はほとんど海外輸入ですが、石油について申しますと七四・八%、それから原子力は一〇%というような大体の目標でエネルギー対策を講じておるのであって、問題の石炭はあくまでまあ五%前後で押えようと、押えるといってもまあ実際それ以上に出炭がはたしてできるかどうかということは問題ですが、石炭についてはもうできるだけ五千万トン
翻って考えまするに、わが国の砂糖事情は、戦前においては台湾糖によりほぼ自給態勢が確立され、安定した状態にありましたが、戦後は、国内消費量の九割を輸入に仰がざるを得ないことと相なり、しかも、国民所得の向上と食生活の改善に伴って消費量は次第に増加の趨勢をたどっているものでありまして、甘味料は国民生活の必需品でありますだけに、このように供給の大部分を海外輸入に待つという状態は出来得る限りこれを是正し、国際収支
翻って考えまするに、わが国の砂糖事情は、戦前においては台湾糖によりほぼ自給態勢が確立され、安定した状態にありましたが、戦後は、国内消費量の九割を輸入に仰がざるを得ないことと相成り、しかも国民所得の向上と食生活の改善に伴って消費量は次第に増加の趨勢をたどっているのでありまして、甘味料は国民生活の必需品でありますだけに、このように供給の大部分を海外輸入に待つという状態はでき得る限りこれを是正し、国際収支
こういうふうな数字を確定いたしましたのも、今後のアンモニア系肥料の全体の消費の動向と、そのアンモニア系肥料の中でも硫安がどういう消費の傾向をたどるであろうか、尿素はどういう消費あるいは輸出の傾向をたどるであろうかという、大体の過去の経験的な数字もございまするし、今後の見通しも、それぞれの輸入国等の動向等も、もちろん正確ではございませんけれども、ある程度の見通しができますので、それらの国内の需要の見通し並びに海外輸入国
しかるにわが国の輸出が従来から過当競争のため、いろいろの面で問題を起してきたことは御承知の通りでありますが、輸出における過当競争の傾向はますます激化し、そのため海外輸入業者のわが国輸出品に対する不信ないしは輸入制限の傾向が現われて参り、さらには関税引き上げ等の動きを誘発しているような次第であります。