1994-06-03 第129回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第3号
日本の企業が出資する海外現地企業の雇用者数は、一九八七年以降六年間で百万人ふえました。去年十月の段階で二百五十五万九千人というふうになっています。
日本の企業が出資する海外現地企業の雇用者数は、一九八七年以降六年間で百万人ふえました。去年十月の段階で二百五十五万九千人というふうになっています。
国内での大量の人減らしの一方で、日本企業が出資する海外現地企業の雇用者数がこの数年間に百万人以上増加をし、二百五十万人を突破していることも明らかにされています。しかし、こうした海外展開は、我が国における雇用不安を深刻にしているだけでなく、国内産業の空洞化、とりわけ系列・下請企業の切り捨てと地域経済の空洞化など極めて深刻な事態を各地につくり出しています。
電機労連あたりで、これまた恐らくどちらかの調査機関に頼んで試算したんではなかろうかと思いますが、現在、関連産業海外現地企業は八〇年の実績で五百二件、十八万一千五百九十人が働いておる。これを理論上国内に当てはめるとするならば三万人から五万人の雇用を創出することができると、こういう計算をいたしておるわけであります。 これは単なる労働問題ばかりじゃないと思うんですね。