1989-10-31 第116回国会 衆議院 決算委員会 第1号
しかし大変残念なことでありまして、海外援助そのものについて、大臣就任後それぞれもう相当な日数がたっているわけでありますが、商品借款そのものに対する認識を両大臣が持っていないということは、これから質問していくのにも大変心細いわけであります。しっかり勉強していただきたいと最初にお願い申し上げたいと思います。
しかし大変残念なことでありまして、海外援助そのものについて、大臣就任後それぞれもう相当な日数がたっているわけでありますが、商品借款そのものに対する認識を両大臣が持っていないということは、これから質問していくのにも大変心細いわけであります。しっかり勉強していただきたいと最初にお願い申し上げたいと思います。
今まではほとんど評価というようなものはできていないんじゃないかという気がいたしますが、会計検査院あるいはまた海外援助そのものに対して独立した評価機関というふうなものを置くとか、あるいはまた海外援助をどういうふうにしてやっていくかという海外援助のあり方そのものに対する基準あるいは判断を正確に行う法体系、そうしたよりきめ細かなものが必要になるんじゃないかと思います。
もちろん、これまでの東南アジア諸国に対する援助方式その他において、たとえば借款の条件が、先ほど申し上げましたようにひもつき援助であるとか、そういったことも大きく作用しておりますけれども、私は海外援助そのものがそういう事件を起こしたのじゃなくて、その背景に、社会的な事件でございますから、海外に進出している企業の人たちのものの考え方とか、あるいは日本人的な利益追求を一生懸命にやるというような形から起こってきている
これは私は非常に海外援助そのものに対して、実際その衝に当たっている人たちが、このアジア諸国民のこれに対する考え方というものを反映したことばだと思うのですね。この点、いま長官からそういう答弁がありましたけれども、事実は非常に違っているのじゃないですか。こういう点の認識を明らかにする必要があると思うのです。