1980-04-24 第91回国会 参議院 運輸委員会 第4号
この係数をつくり上げるのに、このトン数というのが広く各海事法規、海事制度の中で用いられているもんですから、大きな混乱を起こさないという条約と同じ趣旨で検討してまいりまして、ようやくその点で関係省、関係業界、あるいは海事に従事します船員等の皆さん方の愚見が一致した、こういうことで現状まで至ったわけでございます。
この係数をつくり上げるのに、このトン数というのが広く各海事法規、海事制度の中で用いられているもんですから、大きな混乱を起こさないという条約と同じ趣旨で検討してまいりまして、ようやくその点で関係省、関係業界、あるいは海事に従事します船員等の皆さん方の愚見が一致した、こういうことで現状まで至ったわけでございます。
○謝敷政府委員 わが国独自の総トン数を設けたわけでございますが、これは基本的に日本の海事制度の中で長い間船の大きさをあらわす指標として総トン数を設けてきたわけでございます。
そこで船舶のトン数は海事制度にいろいろな意味において用いられていくと思うのですね。広範囲にわたっていくと思うのでありますが、その場合に、現在トン数の適用範囲というものはどのような形でなされていくのかお聞きしたいと思います。
○北川委員 この海事制度の総トン数批准は、いまおっしゃったように入港する際に一々はかられたらたまったものじゃないと思うのです。そういう点から、この機運が世界各国に及ぶことが均一と公平、そうして迅速、いろいろなむだを省くもとになっていくというのは大変結構だと私は思うのです。ところが、これは新しくやっても従前のと変わりがないと言われる。
その場合に、これは東洋経済に出ております経団連の国際海事制度研究会議の座長をしている吉井さんという人の対談を読んでみて非常に残念に思うのです。といいますのは、国会の論議が短兵急過ぎるということで短絡をした受け取り方をしているわけですけれども、私も決してそんな単純な議論をしておるつもりではないのです。ただ、時間がありませんから十分の議論は進んでいないかもわからないけれども。