1948-06-26 第2回国会 衆議院 商業委員会公聴会 第1号
また現在船舶は、鉄船の方は資材その他で非常に困つておりますけれども、海運の増強という立場から見ましても、地方機帆船の方は木造船でありますから、これは建造も鉄船に比べて実に容易でありまして、輸送の増強並びに貨物の海上轉移という点から申しましても、相当役立つのではないか。
また現在船舶は、鉄船の方は資材その他で非常に困つておりますけれども、海運の増強という立場から見ましても、地方機帆船の方は木造船でありますから、これは建造も鉄船に比べて実に容易でありまして、輸送の増強並びに貨物の海上轉移という点から申しましても、相当役立つのではないか。
なお貨物の海上轉移につきましては、運賃関係もございますので、これが運賃繰作のため適正な評價をとりませんと、海上に轉移せられぬ関係もございます。そういう関係から、まず汽船はただいま統制配船をいたしておりますし、赤字は國家から補助していただいておりますが、機帆船その他の運賃につきましては、この鉄道運賃が國会によつて決定せられました上において、適正な運賃を定めたいと考えております。
○國務大臣(岡田勢一君) 小泉さんの御質問の中石炭等に対する海上轉移につきましてお答え申上げます。これは主として民間が使用いたします石炭の輸送の件であろうと存じますが、主として阪神或いは尼ケ崎等に送られます石炭は大体小泉さんが御承知の通りに若松、戸畑等の方面から多く積まれますのでございます。
そこで海上の輸送は、陸上と比較いたしまして、すでに田中さん御承知のように、港湾の荷役作業、艀賃などのチヤージがかかつてまいりますので、これをもし同率にいたしますならば、貨物の海上轉移はできませんで、逆に海上から陸上へ貨物が轉移してまいることに相なりますので、それを考慮いたしまして、汽船運賃は、陸上鉄道の三倍半に対しまして、三倍に決定いたしました次第でございます。
さらに冬期に對しましては、陸上輸送を海上轉移にいたしますとともに、その轉移に要するところの港灣施設、及び港灣荷役増強を強化すべきところの方針を立てまして、九州地方におきます冬期に對する部面には、ことさらに留意いたしまして、今日の状況におきましては、前月十七萬五千トンほど海上轉移の増加をいたしているようなわけであります。
もございまするし、港湾荷役の施設につきましてもこれを改善いたして行かなければならんと考えまして、先般三陸地方におきまするところは、努めて港湾の荷役状況を円滑ならしめる施設をいたしますると共に、主として八戸でありますとか、或いは釜石でありますとか、大船渡でありますとか、塩釜、石の巻等に送る輸送機関を増強いたしまして、陸上におきまする容積量の多いものは、努めて短期間に貨車輸送を行い、これを海上に落して、海上轉移
ただ海陸運賃の非常な違いがあるために、海上轉移が思うように行かんというお言葉もあつたようでありますが、この木炭に関しての農林省のお立場から、どういうふうにしたらば一番スムースに海陸相應じて御計画が立てられるか、この点についての御所見が承わられたらば結構だと思います。
なお、これがために現在全國で二百三十萬トンほどの滯貨もございますので、これはとうてい今日の老廢した幹線を貨車をもつて輸送することは至難であると考えまして、殊に石炭の面におきましては、九州炭——筑豐炭及び肥前竝びに三池炭方面は、特に海上に輸送の重點をおきまして、まず十月十五萬トン、それ以降の月々二十萬トンを海上轉移に増加いたしまして、貨車の運行能率を高めていきたい、かように考えまして、先般もその手段をとりまして
只今海上轉移の問題について御説明がありましたが、只今海上輸送について計画しておりまする数量は、約七千トンの木炭を港頭へ集積しております。それから薪については二万八千総積トンの薪を集積してやつております。これは薪炭の輸送を海上に轉移するという問題は、お説の通りでありまして、我々といたしましては、海上輸送で行き得るところは、極力これによるということでやつております。