1991-04-24 第120回国会 衆議院 決算委員会 第3号
○後藤委員 中小型炉の問題はまだ関心が薄いようでございますけれども、特に安全の角度から考えていって、これはひとつ研究課題として科学技術庁としても真剣に取り組んでいくべき課題ではないかと思っておりますので、大臣、この点について舶用炉の問題から出発したわけでございますけれども、先ほども言ったように科学技術白書ではごく簡単に四行ばかり「海上試運転を経て一年間の実験航海を行う予定である。」
○後藤委員 中小型炉の問題はまだ関心が薄いようでございますけれども、特に安全の角度から考えていって、これはひとつ研究課題として科学技術庁としても真剣に取り組んでいくべき課題ではないかと思っておりますので、大臣、この点について舶用炉の問題から出発したわけでございますけれども、先ほども言ったように科学技術白書ではごく簡単に四行ばかり「海上試運転を経て一年間の実験航海を行う予定である。」
御案内かと思いますが、原子力船「むつ」、昨年暮れまでに海上試運転と出力上昇試験を終わりまして、今年二月の中旬に科学技術庁から原子炉等規制法に基づく認定、それから運輸省から船舶安全法に基づく認定をいただきまして、現在一人前の船になっておる次第でございます。
具体的には、先ほど局長から申し上げましたように、昭和六十二年度末までには原子力船「むつ」を大湊定係港から関根浜新定係港に回航いたしまして、昭和六十四年度に出力上昇試験及び海上試験、海上試運転を実施いたしまして、昭和六十五年度からおおむね一年を目途とする実験航海を行うというスケジュールに沿って研究を進めてまいりたいと思っています。
ですから、先ほどからも議論をしておりますように、間もなく関根浜港に行って、予定されている機能試験とか出力上昇試験とかあるいは海上試運転とか実験航海へ向けての点検が来るわけでありますから、ここで改めて根本的にこの問題を再検討すべきである、私はこう申し上げます。
これについても期限があって、これはもうとっくに過ぎているわけですけれども、しかしこれにはただし書きがありまして、海上試運転実施遅延の原因が三菱原子力工業の責任に基づく場合はこの限りでない、こういうふうに規定されているわけです。そうしますと、現在でもこの性能保証については生きているのかどうか。すなわち、言いかえれば海上試運転実施遅延の原因がMAPIにあるとお考えなのかどうか。事業団、いかがでしょう。
○参考人(倉本昌昭君) これは原子炉の引き渡しを受けてから十二ヵ月以内に海上試運転を行うという予定であったわけでございますけれども、十二ヵ月という数字がどこから出てきたかということにつきましては、これは推測でございますけれども、ここの契約でもそうでございますが、一般にいわゆる瑕疵担保の期間は大体一年ということで、一年以内に試運転の完了を見ない場合はという、そういったところから十二ヵ月という数字が出てきたのではなかろうかと
○吉田正雄君 そうすると、原子炉引き渡し後十二ヵ月以内というのを、後に四十九年三月十二日まで延ばしましたけれども、何で海上試運転が終わるまでその期間を延ばすような話し合いをされなかったのか。話し合いをされたけれどもだめだったのかどうなのか、そこのところをもうちょっと聞かしてください、そこがまだはっきりしませんから。
○吉田正雄君 そうすると「なお、原子炉引渡し後十二ヵ月以内に(後に「昭和四十九年三月十二日までに」に変更)」とありますが、それはとにかくとして、十二ヵ月以内に上記海上試運転の完了を見ない場合は、三菱原子力工業による原子炉の熱出力の性能保証は達成されたものとみなすと、こうなっているんですね。
時間がありませんから、たとえば佐渡汽船の欠航率に伴ういろんな措置であるとか、それからもう一つは造船の検査、特にこの船舶検査官が強調しておりましたのは、まあ目黒議員は線路の上を走っている試運転だから余り心配はないけれども、海上試運転というのは大したものだと、私はこの前海上試運転に乗せてもらいました。
船舶検査証書を持っておりませんので、今回の回航に当たりましては臨時航行検査を受けたわけでございまして、九月の一日に臨時航行検査の申請がございまして、九月十八日から始まる週間に私どもの方の本省の検査官が船に参りまして、船体の内外部の外観等の検査、それから船を回航いたしますに必要なボイラーとかタービン等の機関、それに関連します機器類それから各種の設備につきまして検査をいたしまして、さらに九月の二十九日に海上試運転
この海上試運転を終了いたしました後、実験航海を予定をいたしておりまして、まず当初三年間の実験航海におきましては、操船に熟達するための航海、それから諸規制あるいは安全性の確認のための航海、さらに出入港の経験を得るための航海といったようなことを考えております。
これからそれに対します改修ということが行われますと、改めてその部分も含めて全体の検査を行いまして、さらに海上試運転等を行って、全体の検査を終わった段階で検査証書が発給されるということになります。
○説明員(赤岩昭滋君) 「むつ」は、現在、船舶安全法に基づきます製造検査、それから第一回の定期検査の検査を受検している最中でございまして、まだ海上試運転等が済んでおりませんので、検査は終了しておりません。したがいまして、船舶検査証書は発給さしておりません。
この出力上昇試験に引き続き海上試運転を実施するわけでございまして、その所要期間を一年間と見込んでおります。この試験が済みました後、実験航海に入るわけでございますが、実験航海を二つの段階に分けまして、まず当初の第一回の実験航海を三年間予定をいたしております。
〔理事中尾辰義君退席、委員長着席〕 一昨年の八月、「むつ」の海上試運転の際に原子炉施設について試験を行われたわけですね。運輸省において行われた検査、試験、これはどういう項目を試験をしようとされたのか、そうして結果、一定の結論を得ることができたのか、それともそうでなかったのか。つまり、何を試験をされようとし、どういう結果であったのか、そのことについてお伺いをしておきたい。
○説明員(謝敷宗登君) 先生いま御指摘のございました「むつ」につきましては、現在製造検査とそれから定期検査を残しておりまして、その検査をやりまして、また前に戻って設計、材料、工事の方法等に戻らなければならない場合には、そこに戻ってまた検査をやり直して、最後の総合試験でございます海上試運転に持っていくということでございます。
○説明員(謝敷宗登君) 今回の海上試運転で炉の関係だけに限定いたしますと、私どもといたしましては、先ほど申しましたゼロから一〇〇%の各段階の試験におきまして立ち会い検査といたしまして十四項目を予定しておりましたが、そのうちで先ほど申しました二項目の検査だけに終わった次第でございます。したがいまして、その後の項目につきましては全部残っております。
と申しますのは、現在、陸上試運転をやっておりますのは、なるべく海上試運転の時間を短くするという意味もございまして、陸上でできるものはできる限りやるという趣旨で通常船舶は行っております。 ただ、原子力船の場合には、陸上の原子炉と同じ意味での原子炉であると同時に舶用機関でございます。
検査の個所はいろいろたくさんございまして、それぞれについて検査をいままでやってまいりましたけれども、性能検査としての出力の上昇試験、それから海上試運転等がまだ終わっておりませんので、最終的に検査が終了した後に交付する船舶検査証書というものは交付しておりません。
言うならば、普通の船でいえば物理的にものができ上がって、海上試運転を始めるという段階と御理解いただければけっこうだと思います。
したがいまして、われわれの船舶安全法という立場からいえば、今回の出力試験というのは、先ほど申しました海上試運転という、検査の面からはそういう立場になるということでございますけれども、あの出力試験を施行するとかしないとかいうことは、むしろそういう法律的に出てくる問題ではないと思います。
ちょうど今後出力上昇試験を含む海上試運転で諸性能が基準に適合していることを最終的に確認する段階で、今回の放射線漏れが起こったわけでございます。
先ほどちょっと数字を申しましたけれども、本船について大体三千回ぐらいの輪転回数のところで海上試運転に入っているということでございます。
したがいまして、最終の出力試験も含めまして、海上試運転をやった上で確認して検査証書を出す、こういうことになっております。
それから巨大船、内航船等の安全対策が千四百五十一万七千円でありますが、これは大型タンカーの安全対策といたしまして、海上試運転基準とか操縦性のマニュアルを作成する、あるいは大型鉱石運搬船の運航マニュアルを作成するというための経費でございます。それから小型船の安全対策あるいは特殊船の安全対策、それらもこの中に入れてございます。それから国際条約履行体制の整備でございます。
○政府委員(村田浩君) ただいまの計画では、四十二年度中に建設に着手いたしまして、そうして船体につきましては四十三年度の半ばに起工、四十四年度初めに進水、それから原子炉のほうが時間がかかりますので、原子炉のほうは四十五年度『二心つくりまして、四十五甲斐むこ船体とそれから原子炉の引き渡しを受けましてこれを中に積み込んで艤装するというコースを行ないまして、四十六年度中に完成して海上試運転に持っていく、大体