1984-10-19 第101回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
そして懸案の日ソ漁業協力協定交渉の問題については、私からカメンツェフ漁業大臣に対しまして、海洋法条約第六十六条を基礎にして、海上漁獲国としての立場にある我が国に妥当な配慮の払われた解決をするよう要請をしたところでございます。
そして懸案の日ソ漁業協力協定交渉の問題については、私からカメンツェフ漁業大臣に対しまして、海洋法条約第六十六条を基礎にして、海上漁獲国としての立場にある我が国に妥当な配慮の払われた解決をするよう要請をしたところでございます。
母川国としてのソ連の立場と海上漁獲国としての我が国の立場との間にはまだ隔たりはあるようでございますが、私といたしましては、我が国北洋サケ・マス漁業の安定継続が図られるよう、最善の努力を尽くしたというぐあいに考えております。ソビエト側の感触にいたしましても、ソビエトといたしましてもこの日ソ漁業協力協定を何とか妥結したいという気持ちがよくわかりました。
○政府委員(都甲岳洋君) 実はこの漁業協力協定を五十三年につくりましたときに、取り締まりであるとかそのような基本的な問題につきましてこれは協定の中において、具体的には漁獲量その他の話し合いを議定書で定めるということにしたいということをソ連側に申し入れたわけでございますけれども、当時ソ連側は海上漁獲についてこれに原則的に反対であるという立場をとっておりましたのでそのような漁業協力協定自体にサケ・マスが
しかしながら、その中をよく見ておりますと、場合によっては海上漁獲を禁止し得るかもしれないというような文言がなお残されておる状態でございまして、現在、私どもの方から直ちに審議官を派遣いたしまして交渉をやっておりまして、さような危うい文言が入らないように、実質的に問題が残らないような形でこの統合草案が修正されるか、あるいは統合草案をそのまま残すか、そのようなかっこうで現在交渉いたしておるわけでございます
ソ連は、当初、私どもに申しましたのは、とにかく海上漁獲の一切の禁止というところから出発してまいりました。特にソ連の科学者あるいはエキスパートの人たちのお考えは、何とかして海上漁獲を全面的に抑止したいという気持ちがあったことは間違いないと思います。わが方は、少なくとも昨年程度の漁獲の規制でとめたいというところから出発いたしましたので、その格差が非常に大きかったという点であろうと思います。
○瀬野委員 今回の中川農林大臣の訪ソに当たっては亀長大日本水産会会長が同行するということが言われておりますけれども、この亀長大日本水産会会長の同行ということは、われわれが常識的に考えても、いわゆるソ連が日本のサケ・マスの海上漁獲を認めた代償として資源保護に対する日本の負担を求めておるわけでございますので、この一部をサケ・マス業界が負担するためのいろいろ検討のために、また交渉のために行くというようにも
○森(整)政府委員 御指摘のように、ソ側の案では両締約国はサケ・マスの海上漁獲を差し控えるという規定を入れて、大分議論しておったわけでございます。これは松浦部長が会談の席上、もうここまで詰めてもあれだから本国へ帰って大臣とも相談をしたいという提案をした後で非公式会談が行われたという経過がございまして、その際に、いま御指摘のように、本年は海上沖取りを認めてもいいということでございます。
今回の交渉冒頭におきましても、サケ・マスの海上漁獲は今後差し控えるべきだ、言ってみるならば、河口だけでとったらどうかということになっております。そういうことになりますれば、昨年とっておりました六万二千トンの実績がなくなることになりますので、これは日本の水産業、特に北海道にとっては大変なことでございます。
それで北太平洋における「らつこ」「おつとせい」の資源の調査をやろうというふうな話合いになつて来ておりまして、今のところ日本とカナダと合衆国、この三国で調査をすることになつて話合いが進められておりまして、それによつて将来は「らつこ」「おつとせい」等を獲るというふうな形にまで進んで行くというふうな取り進め方をやつておるわけでございまして、それまでの期間は「らつご」「おつとせい」については日本のほうの海上漁獲