2020-05-27 第201回国会 衆議院 経済産業委員会 第13号
そうしたら、活断層というふうに規制委員会が見ている浦底断層が近くにあっても、それは二号機の地下には侵入していませんと言わざるを得ないじゃないんですか。これは、だって、原子力安全・保安院もそうでしたよね。推進官庁の中に規制者がいたから、F一の脆弱性、地下にバッテリーを置いていたのは、全部見逃されていました。
そうしたら、活断層というふうに規制委員会が見ている浦底断層が近くにあっても、それは二号機の地下には侵入していませんと言わざるを得ないじゃないんですか。これは、だって、原子力安全・保安院もそうでしたよね。推進官庁の中に規制者がいたから、F一の脆弱性、地下にバッテリーを置いていたのは、全部見逃されていました。
最初に、平成二十年の問題ですけれども、ちょっと古い、十年ぐらい前の話、福島第一原発事故の前の話になりますが、敦賀原発の問題で、浦底断層の議論がありました。これはどのような問題だったか、簡単に御説明いただけますでしょうか。
まず、平成十六年三月、日本原子力発電から敦賀発電所三号炉及び四号炉の増設に係る原子炉設置変更許可申請、ここにおきまして、浦底断層の活動性については、空中写真を判読し、ボーリング調査を実施した結果、五万年前の地層には変位を与えていないことから活断層ではないというふうにされておりました。
この浦底断層が活断層ではないという当初の日本原電の申請につきましては、これは耐震指針の改定前のもので、当時、原子力安全・保安院が審査をしていたものであります。その後、耐震指針の改定に伴って、日本原電は追加調査を行って、浦底断層は活断層と認めた、評価したというふうに承知をしております。
例えば、一号機の下に延びている、これ何というんですか、太い、浦底断層からちょっとS字状に屈曲したところから延びている太い赤い線があって。これ、ちょっと傾斜が分からないんですが、むしろ、こういう屈曲部から延びる副断層の方が連動して動く可能性が強いということになってくる。そうすると、やはり、どうしてD—1断層とK断層を結び付けて議論しなきゃいけないかというのが分からないんです。
敦賀発電所については、浦底断層と敷地内破砕帯との関係を調べるために、直接観察可能なD—1破砕帯に着目をし、D—1破砕帯と浦底断層との関係を調べるためにD—1トレンチを掘った結果、新たにK断層が発見されたということで、有識者会合の議論がそこに収れんをしていったというふうに認識をしてございます。
原子炉建屋直下を通過する破砕帯のいずれかと一連の構造であるのかといったところがなぜ問題になるかと申し上げますと、この有識者会合が調査の対象としていたのが、そもそも、日本原電敦賀発電所の敷地内に破砕帯がたくさんある、その中でも二号炉の原子炉建屋の直下を通過するものもいろいろある、その中でD—1破砕帯というものが比較的長く、また、この日本原子力発電株式会社敦賀発電所の敷地の中に存在する第一級の活断層である浦底断層
それから、元々対象になっておりますD―1破砕帯というのがなぜ調査の対象になったかというと、これは、二号炉の原子炉建屋直下を通って浦底断層の、というのは、日本原電の敦賀発電所の敷地内にある一級の活断層でございますが、この浦底断層と連動して原子炉建屋直下を通るものが運動するのかどうかということが焦点だったので、その代表的なものとしてD―1破砕帯が選定された、こういった経緯もございましたので、私ども、それからもう
先ほど来委員御指摘のそのレビューアーのコメントの二行目のところですね、浦底断層が屈曲したところから延びている断層、これが原子炉建屋、一号炉の原子炉建屋の方に延びているものだというふうに理解してございますが、これは、K断層は、先ほど申し上げましたとおり、D—1破砕帯の延長部で見付かったものでございますので、それとは異なる断層とつながるのではないかというコメントをこの先生がなされたというふうには私ども考
さらに、このK断層につきましては、D—1破砕帯の延長部が浦底断層という第一級の活断層に近接する場所で掘ったトレンチで発見された、こういうことがございますので、当然のことながら、KとD—1あるいはその他の原子炉建屋直下を通過する破砕帯との関係が議論の的になっているということは当然でございますし、私どもも有識者との間ではその共通認識があったというふうに考えて、このような提案を行ったということでございます
例えば、浦底断層が屈曲したところから延びている断層があるが、むしろ、このような断層の方が連動して動く可能性が強い。これが二号炉の直下の破砕帯であれば、私は規制庁の説明は筋が通った説明になっていくというふうに思いますけれども、この浦底断層が屈曲したところから延びている断層があるというこの断層は、二号炉の直下の断層であるのか、一号炉の直下の断層であるのか。
それで、原子炉直下の破砕帯の問題ですけれども、敦賀地区は、原子力発電所の前には浦底断層という非常に大きな断層が二百メートルぐらいの近傍にあります。こういったこともありますので、今回の熊本地震の経験等も踏まえれば、こういったものについてはきちっと今後審査の中で確認をしていくことが大変重要だというふうに思っております。
今、粟田さんが御指摘のところ、まさにこの一号炉の下を通るD―6、D―5破砕帯、これと浦底断層との関係、これについては、立て坑を掘って、これを今、日本原電は調べようとしてございました。ただ、この時点では、やはり二号機の真下を通る、こういった破砕帯が重要ということでと、こういう説明をこの粟田先生のコメントに対して当時の小林管理官はされているんです。
その後、事務的な整理を経まして、十一月十九日に開催した審査会合において、重要施設直下を走る敷地内破砕帯の活動性、敷地内を通過する浦底断層による地震動評価を先行して審査するということで事業者と合意しております。現在、この方針の下で、事業者からの申請内容を聴取しながら事業者との間で適合性審査の判断に必要な議論を進めているところであります。
例えば、浦底断層が屈曲したところから延びている断層があるが、むしろこのような副断層の方が連動して動く可能性が強いと。これは、浦底断層と連動して動く副断層という意味でいうと、こういった屈曲したところから延びている断層、これが先ほど小林管理官が発言しているD―6とかそういった破砕帯なんですけれども、こういったことをこの場でおっしゃっているので、そこのところを小林管理官は御説明したわけであります。
K断層、二枚目にありますように、元々はこの敷地から二、三百メートル離れたところに浦底断層という非常に第一級の断層がございます。これは、この敦賀の原子炉を造った当時は断層はないと言っていたんですが、今、これは万人が認める立派な断層だというふうになっています。この断層から派生しているような形でいろんな破砕帯と言われるものが出ているわけであります。
ですから、いわゆる活断層についての御指摘だと思いますけれども、活断層については従来から、例えば敦賀の場合は浦底断層は断層でないということを判断をしてきたわけですが、今そのことを、事業者も含めて、活断層でないと言う方は誰もおりません。
○政府特別補佐人(田中俊一君) この破砕帯の調査につきまして、敦賀の場合にはいわゆる浦底断層というのが、ちょうど原子炉建屋の二百メートルぐらい離れたところに大きな断層があります。そういったものは従来は断層ではないと、今は断層でないと言う方は誰もおりませんけれども、断層でないというふうな判断をされた方が今まで規制に携わってきたわけです。
○政府特別補佐人(田中俊一君) 先生も御存じのように、敦賀発電所の二号機の二百メートルぐらい近傍には、浦底断層という非常に大きな断層がありました。しかし、それを断層でないというようなことでずっと従来は認めてきました。今、あれを断層でないと言う、活動性のある断層でないと言う方は誰もおりません。
委員がお配りされていらっしゃいます本日の資料の中に、報道されております、冒頭の御質問にもありました、二〇〇八年四月の調査において先生方がごらんになった活断層と言われている断層は浦底断層という断層でございまして、これは、その調査の前に、日本原電が活断層であるということを認めたものということでございます。
なお、このときの調査は、直前の同年三月に、事業者が旧原子力安全・保安院に対し、敦賀発電所の敷地内を通る浦底断層が耐震設計上考慮する活断層に該当すると報告したことを踏まえて、浦底断層のトレンチなどを視察されたと聞いております。
日本原電が持っている原発である敦賀二号機が、敷地内に浦底断層という第一級の大断層があるというのに過小評価して造られました。この間、これが、この敦賀二号機の下に活断層があるという指摘がありまして、再調査も行われております。昨日も、原子力規制委員会の専門家調査会の評価会合でも、改めて全員が活断層は否定できないと、こういうことになっているわけですね。
また、至近距離にある浦底断層と同時に活動し、直上の重要な施設に影響を与えるおそれがあると考える。」という結論というかまとめがございました。
ちなみに、本年四月に敦賀発電所の敷地内で浦底断層の調査を行いました。この場合は、報道機関からお求めがありましたので、安全対策を取った上で公開をいたしました。 今後とも、調査の状況を国としても適切に監視をすると同時に、情報の公開に努めて、また調査の結果に係る評価は公開の意見聴取会で行うなど、透明性を確保してまいりたいと思います。
日本原電が新たに発見した活断層と先生おっしゃられましたけれども、それは浦底断層の北方延長海域に新たに断層があるのではないかということではないかと思うのでございますけれども、この浦底断層の北方延長海域の断層につきましては、今回の調査で新たに発見をされたものではございませんで、平成十六年三月の原電の敦賀発電所三号機、四号機の増設等にかかわります設置変更許可申請の中でも既に指摘をされている断層でございます
それから、浦底断層というものについて御指摘があったわけでございますが、この滴底断層についてでございますけれども、昭和五十七年に日本原電敦賀二号炉が増設される際の安全審査におきまして審査、評価されておるものでございます。
敦賀原発は浦底断層のほぼ上にありますし、「もんじゅ」、美浜原発には白木-丹生断層があります。これらの活断層がそれぞれの原発の立地の上から見てとの程度の安全上の影響があるものとして評価していらっしゃるでしょうか。