1967-07-19 第55回国会 参議院 災害対策特別委員会 第6号
御承知のとおり、この地方は、浅間山麓一帯の南傾台地のきわめて地質的にも脆弱な保水力に乏しい火山灰土で形成されており、標高七百ないし七百五十メートルの高原で、降雨量も比較的少なく、年間を通じて千ミリ以下ということで、洪水よりも、むしろいつも干ばつのほうが問題になるという土地柄であります。
御承知のとおり、この地方は、浅間山麓一帯の南傾台地のきわめて地質的にも脆弱な保水力に乏しい火山灰土で形成されており、標高七百ないし七百五十メートルの高原で、降雨量も比較的少なく、年間を通じて千ミリ以下ということで、洪水よりも、むしろいつも干ばつのほうが問題になるという土地柄であります。
視察した順路に従い、初めに北信の北佐久郡を中心として、その被害状況について申し上げますと、七月二十八日及び八月四日より五日にかけての豪雨は、この地区一帯に甚大なる被害を與え、浅間山麓一帯の道路は河となる状態で、北佐久郡全体としての被害見積額は六億四百余万円に達したのであります。町村は一面泥海で被害が甚大であつた。