1978-05-11 第84回国会 衆議院 地方行政委員会 第22号
○浅沼政府委員 五月二十日開港ということが政府の方針として決定しておりまして、私どもは、この開港時、その前後、極左を中心とする反対闘争の動き等を十分に考えながら必要な警備体制を組むということで進めておりますが、いまの二十日前後のピークにおいて全国動員による反対闘争というものが当然組まれるだろうということで、警察といたしましても全国から機動隊一万人をもって応援をいたしまして万全の警備体制をとることにいたしております
○浅沼政府委員 五月二十日開港ということが政府の方針として決定しておりまして、私どもは、この開港時、その前後、極左を中心とする反対闘争の動き等を十分に考えながら必要な警備体制を組むということで進めておりますが、いまの二十日前後のピークにおいて全国動員による反対闘争というものが当然組まれるだろうということで、警察といたしましても全国から機動隊一万人をもって応援をいたしまして万全の警備体制をとることにいたしております
○浅沼政府委員 一般的に極左の問題は、大衆動員による集団暴行もありますが、最近はゲリラあるいは爆弾闘争ということで、特に成田につきましてはまた新しい凶器が発見されるというような状況でございます。
○浅沼政府委員 いま申し上げたように、現在極左のセクトが大量の銃器を準備して警察を攻撃するというようなところまではいっていない、こういうふうに考えておるわけです。
○浅沼政府委員 交通秩序の維持といいますか、そういう問題についての警察の関与する分野、これは非常に広範にわたっているわけでございます。ただ、このような交通事情のもとで不幸にして交通事故に遭われた、一家の中心を失ったということ、またその子弟ということを考えますと、これは非常に重要な問題であり、またこの車社会のある意味では大きな犠牲者であるという感じは強くいたすわけでございます。
○浅沼政府委員 現在は、もうたびたび御指摘のありましたように、大量交通時代、車社会といいますか、もうすべての人が何らかの形で交通問題に関与している。そういう意味で、すべての人に交通警察が何らかの形で関与している、こういう時代でございます。
○浅沼政府委員 成田の警備は、もちろん警察といたしましては総合力を挙げて警備をするということでございまして、警備局とか警備担当の問題だけでなく、危険物行政の問題、あるいは交通行政の交通警察、すべていろいろ知恵をしぼりまして、きわめて緻密な考え方でいま準備を進めております。
○浅沼政府委員 ただいま御指摘のように、警察が道路交通の秩序あるいは事故防止という問題に関与する面は非常に大きいと申しますか、強いわけでありまして、言うなれば、交通の場においてはすべての国民を対象にして接触をしておるということでございます。
○浅沼政府委員 確かに末端における法律の執行がややもすると形式的な机上論といいますか、そういうことになる心配があるわけであります。また、先ほども御指摘のように、警察の人は非常にまじめに仕事をやりますので、ともすると能率を上げるということを非常に一生懸命にやりますので、その間に仮にそういう御指摘のような問題が起こりますと、これは何のために能率を上げているかわからないということになる。
○浅沼政府委員 警察の交通事故防止の面で担っております責任は非常に大きいものがあるというふうに考えておりまして、そういう意味では何よりも国民の支持を得て、十分に納得をしてもらって、共感を得ながら仕事を進めていく。これは取り締まりももちろんそうでありますが、規制の問題といい、その他いろいろ問題があると思います。
○浅沼政府委員 検討いたしたいと思います。
○浅沼政府委員 道路交通法の一部を改正する法律案につきまして、その要点を補足して御説明いたします。 第一は、交通事故の防止等を図るための規定の整備についてであります。 その一は、身体障害者の通行を保護するための規定の整備についてであります。
○浅沼政府委員 いま大臣からもお答えがありましたが、私どもはハイジャックその他こういう人質事件につきましては、常にまず人質を救出するということ、しかし、いろいろな条件を考えながらあらゆる手段を尽くして犯人を逮捕するということ、この両者を基本方針としておりまして、現在もそういう考えでおるわけであります。
○浅沼政府委員 銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正する法律案の内容につきまして、逐条御説明いたします。 第一は、販売を目的とした模擬銃器の所持の禁止の規定を第二十二条の三として新設したことであります。 最近、暴力団等が金属製の玩具類拳銃を銃砲に改造する事犯が著しく増加するとともに、改造の対象が金属製の玩具類小銃、機関銃または猟銃にまで及んでいる実情にあります。
○浅沼政府委員 まず、暴走族の実態について申し上げます。 現在、警察が把握している暴走族は、約五百七十グループ、二万三千人余であります。サンプル調査の結果から推計いたしますと、その構成は、十五歳から二十五歳未満の者が大部分を占めており、このうち二十歳未満の少年が約七〇%を占めております。
○浅沼政府委員 昨日、いま申し上げたような趣旨で、右翼の視察、取り締まり及び警護、警備の強化徹底について指示をいたしております。また、行動右翼につきましては、現在私どもが把握をいたしておりますのは、四十団体、構成員二万一千人ということでございます。
○浅沼政府委員 先ほども申し上げましたとおり、右翼の、特に虞犯性の強い右翼の違法行為につきましては、今後これを十分に警戒をいたしまして、この種の事案が再び起こらないように対策を立てたい、こういうふうに考えております。
○浅沼政府委員 ただいまお話の、憲法に定められました言論の自由、集会の自由、これは大変重要な、基本的な権利でありまして、私どもはそれが侵されることのないように十分な対策を講じてまいらなければならない、このように考えております。
○浅沼政府委員 このたびの明石の日教組大会につきましても、従来の経験を生かしまして十分な警備措置を講じまして、大会の円滑な運営及び関係者の安全、また一般市民の方の生活の安全ということにつきまして、できる限りの努力をいたしまして万全を期したい、このように考えております。
○浅沼政府委員 コンビナート法案の目指しておりますような問題につきまして、警察の職責を通じて所要の措置をとりまして、被害の防止に万全を尽くしたい、このように考えております。
○浅沼政府委員 いわゆる刑法犯の点に関しましての御質問でございますが、確かに現在百二十万件ぐらい、十年前から見ると十万件ぐらい減っておりますが、犯罪の質といいますか、あるいは犯罪の悪性といいますか、そういう点を考えますと、最近のモータリゼーションの進展、あるいは非常な経済社会構造の変化でありますとか、あるいは国民のいろいろな物の考え方が変わってきているというような影響を受けまして、犯罪捜査が非常にむずかしくなっているということが
○浅沼政府委員 都道府県における超過負担の問題が大きな財政上の問題であることは御指摘のとおりでありまするし、また警察におきましても、ただいま御説明ありましたように単価の問題とか、広さの問題とか、そういう基準と実際が違うとか、あるいは交通安全施設等におきましてもそういう問題がございます。
○浅沼政府委員 警察は警察法の二条にただいま御指摘のように、国民の生命、財産の保護及び公共の安全と秩序を維持するという職責を課せられまして、その職責の遂行に当たっては厳正公平、不偏不党の立場で処理をする、こういうことは、私どもそのとおりの考えで従来も職務の執行に当たってまいりましたが、今後もその立場で厳正な職責の遂行をいたしまして、国民の期待にこたえたい、このように考えております。
○浅沼政府委員 ただいまお話のございました警視庁の自動車の運転の訓練をいたします訓練所でございますが、御承知のように、運転免許は持っておりましてもいろいろな人がおりますので、そういう人たちに具体的な運転の技術を習得させる意味において非常に有益な施設でございますし、私どもとしては、各県にもこれらの運転練習所が増設されるように、ただいま各県も指導いたしまして、そのような方向でいま計画を進めておるところでございます
○浅沼政府委員 ただいまもお答えがございましたように、保険によりまして被害者の救済の万全を期するということと同時に、運転者に対してその資質の向上あるいは事故抑止という効果を考えますると、事故あるいは違反にかかわりまして保険制度が導入されるということが私どもはきわめて望ましい形であるというふうに考えておりますので、先ほどからいろいろ技術的その他むずかしい問題もございますと思いますが、その所管のところにおきまして
○浅沼政府委員 研修業務でございますが、いまお話しのように、相当広大な用地と充実した設備が必要でございますので、これらにつきましてはただいま鋭意検討しておりまして、仰せのように、つくります以上はひとつ非常にりっぱな施設をつくりましてこの研修の目的が達せられますようにいたしてまいりたい、こういうふうに考えております。
○浅沼政府委員 昨年の通報は、梁一東、金敬仁両氏が金東雲書記官を目撃していないということ、あるいは金大中氏も金東雲書記官を現場において目撃していないということ、また金東雲氏自身も現場におらないし、犯行について否認をしておるというような内容のもとに、本件捜査を中止するということでございまして、その内容におきましては、私どもも、金東雲一等書記官の遺留指紋の問題、あるいはいわゆる犯行に使われたと思われる車両
○浅沼政府委員 ただいまもお答えいたしましたが、警察といたしましては、金大中氏、あるいは梁一東、金敬仁両氏、これら関係者の供述を得ることが本事件の真相解明に一番必要であるという観点で、外務省を通じていろいろお願いをしておりまするし、また、その経緯は外務大臣からもお答えのとおりでございますが、なお、先ほど御質問にもありましたように、四十八年の十一月二日に金鍾泌首相が来られました際に、金東雲書記官については
○浅沼政府委員 ただいまのお話にございましたように、事故防止と同時に被害者の保護ということが非常に重要な問題であることは、私どもも先生おっしゃるとおりであるというふうに考えます。
○浅沼政府委員 先ほども申し上げましたように、四十九年中の死傷者は六十五万人以上ということでありまして、警察といたしましては安全施設の整備、指導、取り締まりの強化はもちろんでございますけれども、やはり何といいましても運転者の資質の向上、安全運転の徹底ということが一番大切である。
○浅沼政府委員 交通事故防止のために公共輸送機関の運転手に対してこれを義務づけるかどうかということは、事故防止の効果から見ますと非常に有効な方法であると考えますが、また反面、先ほど申し上げましたように個人の経歴でございまして、本人の申請にのみかかわらしてこれを発行するというように非常に慎重な方法でこの発給を考えておる立場もございますので、その点をよく彼此検討いたしまして、なおまた運輸省等主管省からもよく
○浅沼政府委員 ただいま参事官が申し上げましたように、交通問題を含めまして年間六十万件以上の苦情あるいは警察に対する要望などが窓口に参っておりますが、そのうち四割は警察の段階で何とか解決をしているという数字が報告されております。
○浅沼政府委員 警察庁長官の浅沼でございます。 私は、去る十月九日に長官に任命されましたが、その直後に急病で入院をいたしまして、十一月末まで入院をいたしました関係で、はなはだごあいさつがおそくなりましたことをおわび申し上げます。 内外ともまことにむずかしい情勢でございますが、微力ではありますが全力を傾けて職責を全ういたしたいと存じております。
○浅沼政府委員 今回の特殊公務災害の適用を受けます者は、いまの百六十七名が、今回の制度ができましたならばほとんど補償される、こういうふうな数でございます。
○浅沼政府委員 高見警視正の場合も、総理大臣の特別ほう賞金が五百万円、長官の賞じゅつ金が五百万円、東京都の賞じゅつ金が五百万円でございます。
○浅沼政府委員 当然該当すると思います。
○浅沼政府委員 殉職いたしました遺族の方に対しましては、何よりも、私どもとしては、たとえば上司がかわるとか、人がかわりまして、それでお世話する点がおろそかになることのないように、長期にわたりまして常時継続的にお世話することができるような、そういうシステムをつくる必要があるということで、各府県におきましては、これらの傷病者と殉職者の遺族に対しましては、処遇事務の取扱いに関する要綱を定めております。
○浅沼政府委員 かりに勤続十年の巡査で、奥さんと子供一人という人を例にとりますと、殉職された場合には、遺族の年金が、補償年金が出ますけれども、現在では、四十四万七千二百五十三円。これが、この特別公務災害制度ができますると六十七万八百八十円ということで、先ほどお話しのように五割増しということになります。
○浅沼政府委員 昭和四十三年度から四十五年度までの三年間について申し上げますと、警察官の公務災害の総件数は昭和四十三年で一万六千七百五十八名でございます。四十四年度で一万四千九百七十九名、四十五年度で一万二千八十五名。これはそれぞれ大部分が地方の警察官でございますが、一部国の警察官も入っております。
○浅沼政府委員 ただいまお話しのようにきわめて例外的なと申しますか、悪質な警察官による非行事件が依然としてあとを断ちませんことはまことに遺憾であります。申しわけないと思っております。