1977-03-12 第80回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
〔主査退席、藤田(高)主査代理着席〕 こんな地形ですから、歴史的に見ても、この七百年間に十五回も高潮、大津波に襲われて、そのために、死者が何千人とか、あるいは流出家屋が何千戸というような災害をかつて受けてまいりました。今日、国で建設省が直轄事業として海岸保全対策を行っておるところが全国で十カ所ぐらいあると伺っておりますが、この富士海岸が一番やっかいで危険なところだと思っています。
〔主査退席、藤田(高)主査代理着席〕 こんな地形ですから、歴史的に見ても、この七百年間に十五回も高潮、大津波に襲われて、そのために、死者が何千人とか、あるいは流出家屋が何千戸というような災害をかつて受けてまいりました。今日、国で建設省が直轄事業として海岸保全対策を行っておるところが全国で十カ所ぐらいあると伺っておりますが、この富士海岸が一番やっかいで危険なところだと思っています。
まず福井県でございますが、今次台風被害の原因は、山間部で三百ミリないし四百ミリという短期間の集中豪雨によるものでございまして、九頭龍川上流及び県西部の小浜市付近山間部において多くの被害を出し、特に八月台風による災害の緊急復旧工事が壊滅する等、交通は途絶いたしまして、孤立無援の個所が続出いたしましたため、三十四名という多くの犠牲者を出しましたほか、全壊、流出家屋百四十六戸、田畑の流失、冠水は一万二千ヘクタール
この排土のための補助金も相当計上されておる、こういうことでありますが、この材木の取りのけ、田畑の復旧も、あるいは行方不明者の捜索、あるいは死体の捜索等にも、また数万石の材木と、それから二千戸に及ぶ流出家屋の廃材、これがもう堆積しておって、これは、写真でもごらんのように、見渡す限り材木の原になっておる。
そこでお伺いをいたしたいことは、この資料によりますと、今回の風水害によつてこれら炭鉱地帯が受けた被害は、流出家屋が一戸、倒壊したものが十二戸、半倒壊したものが二十三戸、こういうようなものを対象といたしまして一億二千万円というもの、総額において一億五千七百万円というものが支出されて、それに対する財源として一億二千万円を借り入れるというきわめて行届いた措置がここに講ぜられているのであります。
併し今の倒壊家屋並びに流出家屋については認めるが浸水家屋については認めない。そういうことにつきましては、これから思い切つて努力いたしまして、そうしてそういう場合にも応急の措置がとれるように努力したいと思います。
ところが、現実に今度のように非常に全壊、流出家屋が多数に上り、その全壊、流出家屋に住んでおられた方々は明日にも住いに困る、而も一時的に学校とかお寺とか、その他の建物に避難しておりましても、やがて救助期間が経過した後に、そこを立退かなければならない。学校なら学校を立退かなければならない。ところが立退くにしても行先がない。こういう方々が多かつたのであります。
今後ともこういつた応急仮設住宅は大蔵省と折衝いたしまして、できるだけ全壊、流出家屋の非常に多いという災害につきましては考えて行きたいと思つております。ただこの応急仮設住宅は災害救助費の応急経費の一つとしてやりますので、文字通り恒久的な住宅ではございませんので、坪六千円の五坪三万円、一戸三万円になるわけでございますが、こういつた価格のものでございます。
流出家屋は八百九十七戸、倒壊、半壊は五千二十戸、浸水は実に四万五千六百四十二戸を算しております。冠水田畑は合計約二万四千町歩に亘つております。その他道路、堤防、橋梁の損害は極めて甚大でありますが、明細は別表の通りであります。尚その冠水によりまして、丁度田圃は今このよう花済みになつたばかりの稲で、晩稲の方は、殆んど潰しましても白い実つた米の汁は出て参りません。
先ほど國土局長は岩手縣等も相當被害が甚大の模樣であるというお話があられたのでありますが、東北六縣全體の情報はもつておりませんが、宮城縣の二、三時間前に新聞社の入手された情報によりますると、宮城縣だけで死者六名、行方不明十二名、重症患者十二名、床上浸水千百六十五戸、床下千百二十三戸、流出家屋六十三戸、埋沒家屋二十七戸、橋梁の流出及び破壞が六十九、堤防の決壞が二百七十五箇所、水田の冠水千三百町歩及び浸水田
死傷者二十一名、流出家屋が百五十六、家屋浸水が二千六百七十六戸、あるいは床下まで行つたのが四千二百三十八戸というような状態でありまして、その被害の状況は總合いたしますると想像以上の被害であります、それらのことにつきましては、もちろん水害對策委員會の方におきましていろいろ對策を講ぜられていることと思いますが、本日私の質問申し上げたい點は、耕作被害面積が非常に多い、食糧の不足しておりまする今日、この廣大