1974-11-12 第73回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第5号
同行した和光大学の生越教授、この方は御承知のように地質学の権威者ですが、若狭湾や福島など他の地点と比べ形成年代からいっても新しい、また水分も多く含んで風化が激しく、ぼろぼろがたがたの地盤といわざるを得ない、まさにとうふの上に原発をつくるようなもので危険が一ぱいだ、地表も、敷地一帯は活褶曲構造で、現在も動いている、大断層が近くにあることも考えられるので、大規模な調査をする必要がある、こういうふうに言っておりましたが
同行した和光大学の生越教授、この方は御承知のように地質学の権威者ですが、若狭湾や福島など他の地点と比べ形成年代からいっても新しい、また水分も多く含んで風化が激しく、ぼろぼろがたがたの地盤といわざるを得ない、まさにとうふの上に原発をつくるようなもので危険が一ぱいだ、地表も、敷地一帯は活褶曲構造で、現在も動いている、大断層が近くにあることも考えられるので、大規模な調査をする必要がある、こういうふうに言っておりましたが
地層も敷地一帯は活褶曲構造で、現在も動いている。大断層が近くにあることも十分考えられるので、大規模な調査をする必要がある」というふうに、まあ生越教授というものが宇井純君と一緒に東大解体学というような論理で非常にはやっておるそうでありまするけれども、いまはやはり地質学の権威として実際は坑道の中へ入っていっているわけであります。
地質構造についてでありますが、この地域は、日本の油田地帯の中でも唯一の活褶曲構造でありまして、荒浜の曽地の観測地点では六十年に上下二十センチメートルの移動が観測されておるわけであります。また用地に向けて後谷背斜とそれから長嶺・高町二つの背斜が内陸から海岸にかけてほぼ並行に走っておることは事実であります。これらの背斜の間には胴切り断層を伴う真殿坂断層という大きな断層があるわけであります。