1956-05-31 第24回国会 衆議院 予算委員会 第16号
○高碕国務大臣 何を基礎としておるかということになりますと、これはいろいろな議論がありましょうが、従前の日比交渉に顧みまして、最初津島全権が参りましたときには、先方は八十億ドルという数字を出したのであります。
○高碕国務大臣 何を基礎としておるかということになりますと、これはいろいろな議論がありましょうが、従前の日比交渉に顧みまして、最初津島全権が参りましたときには、先方は八十億ドルという数字を出したのであります。
御承知のごとく、津島全権が初めてあちらへおいでになったとき以来相当の時日を経過しておるのでありますが、当時津島全権がおいでになったときには、大へんフィリピンの空気が非常に悪かったように聞いておりましたが、引き続きまして、村田全権が大野、ガルシアのときに参られましたときにも、相当空気が悪くて一行はホテル以外には出ることができなかった、こういう状態でありましたが、今度私が参りましたときには、全然その空気
御承知の通り、日比賠償問題は、昭和二十七年に津島全権が参られて以来引き続き大野・ガルシア等いろいろございましたが、いずれも妥詰するに至らず、昨年の五月今回の首席全権となりましたネリが、この交渉のために参りましたときに、外務大臣から、問題が経済問題であるから主として外務大臣の命令のもとに話をしてくれぬか、こういう要請がありまして、昨年の五月以来私主としてこのネリとの交渉をいたしたわけであります。
○倭島政府委員 昨年津島全権が向うに行かれましたあと、正式な交渉をまだいたしておりませんので、先般私がちよつとあそこを通りました際に、ごく非公式な話を多少したわけでありますけれども、これは単なる非公式な話でありまして、何ら約束したとか、きまつたとかいうことではございません。
○波多野鼎君 最近、今年の九月ですか、十月ですか、日本の外貨債の処理の問題が決定したようで、津島全権が帰つて来てすでに報告されておるようですが、その外貨債に関する協定、これは聞くところによると国会には提出しないという話でありますが、まあ国会の議決を求めないという点はいろいろ問題があると思う。
○委員長(中川以良君) 大蔵省側から伺うことにして、津島全権に大蔵省のほうからお話を頂いて、できるだけ出席を願つて話をして頂くということでございましよう。
○波多野鼎君 僕は津島全権の名前を言いましたけれども、津島さんが最初からいなければならんということではないのですから、それでも結構です。事情がわかればいいです。
○中山福藏君 外交官の領事、書記官というような人々の採用については、大体思召のほどがわかるのですが、大公使の任命は、例えばこの間津島全権がフイリピンからお帰りになつた時の報告を聞いて、私は実は驚いたのです。これは負けたときの外交官というもので初めて外交官の真の値打ちがわかる。勝つたときは誰でもやれる、大概のものは……。
これは津島全権とか村田省蔵氏とか、松本俊一ですか、いろいろな人が顧問になつておられるけれども、これは常任で置かれるつもりですか、臨時にこういうものを置かけるつもりですか。如何にもアメリカの真似をしておられるような感じがするのですが、どうですか。
ヴエラノ氏は、一月二十五日賠償使節津島全権とともに本国に帰られたのでありますが、たまたま二月五日の情報によりますと、掃蕩作戦が一時中止されたというようなことが報ぜられたのでありまして、政府がとりましたかような処置が、若干の功を奏したのではないかと思うのであります。今後もできる限り救出に努力をしたいと思つておるのであります。
今回の津島全権のフイリピンにおけるいろいろな話合いは相互の理解を深める上において非常に役に立つと思つております。なおお互いの間の感情というものは何ら惡くなつたという点は認められません。従つて非常に、効果があつたと考えております。
それからなおフイリピン関係でも、インドネシアに次いで速かに日本と交渉を開始したいという希望があり、更にフィリピン政府から、日本側から代表団を派遣しろという要求がございましたので、御存じの通り日本から津島全権が現在マニラに参りまして、フイリピン政府と交渉中であります。フイリピンとの交渉の模様は、これも新聞等で御存じと思いますが、これまで二週間余りも交渉しました結果、まだ妥結に至つておりません。
○国務大臣(岡崎勝男君) これは詳細正確なことは津島全権が帰つて来て十分報告を受けてから申上げたいと思いますが、私の感じと言いますか、私の見るところでは、この先方の計算する損害額というものが一つ出て来ることはこれは当然であります。
津島全権等は先方に行きましてこれ又いろいろ努力して了解を求めておりまして、だんだん日本側の事情もわかつて来たようであります。先ほど倭島局長から申しましたように、八十億ドルというのをこの一割というような話も出ておるようであります。これなどもだんだん彼我の理解が進んで来ておる証拠だろうと思います。
○小西(英)委員 具体的に時に応じていろいろ手を打つていただかなければ、外務省としての機能がわれわれ認められないので、特にもう一つ、こういうことが新聞紙上に出たので、お尋ねしてみたいのでありますが、フイリピンの関係に対しましては、現在昔の友好関係に返すべく、賠償使節が津島全権を中心にいろいろ話を進めておる際、われわれの同胞であるところの日本の兵隊が、今なおはたして日本が降伏したのであるかどうかということについても