2015-09-08 第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第33号
大臣、短く答えていただきたいんですが、衆参で当事者の方が、衆議院では廣瀬明美さん、参議院では宇山洋美さんが切実な訴えをされました。これをどう受け止められましたか。
大臣、短く答えていただきたいんですが、衆参で当事者の方が、衆議院では廣瀬明美さん、参議院では宇山洋美さんが切実な訴えをされました。これをどう受け止められましたか。
○川田龍平君 先ほど長沢委員からも育児休業の話も出ていましたけれども、大臣、昨日の参考人質疑において宇山洋美参考人は、派遣労働者には交通費どころか忌引もないことを指摘されていました。
○参考人(宇山洋美君) 法律の条文の論理的展開からして無期雇用が増えるという可能性は否定はできませんが、私の実感から申しますれば、それ以前に、そもそも派遣という職にすらありつけないのではないかという可能性、おそれの方が多いです。 先ほど申し上げたように、そんなに派遣が嫌だったら請負業務がいいのではないかというふうにも言われています。請負業務は労働者性がございません。
○参考人(宇山洋美君) まず、派遣であろうが正社員であろうが、同じ仕事をやっていれば同じ賃金を払うということが大前提であるかと思います。その上で、派遣の場合は臨時的、一時的ですから短期で使用すればいいのであって、企業の側は雇用のリスクが軽減されます。その分、単価は正社員より上げるべきです。
○参考人(宇山洋美君) 事前面接は、御存じのとおり、当然違反行為でございますが、現場では当然のごとく横行しております。よしんば派遣労働者が、これが禁止行為です、違反行為ですから私は事前面接をしませんなどと言おうものなら、二度と派遣元会社から仕事は紹介されませんので、分かっていても事前面接に応じます。 その場合、私の場合は、打合せと称して、そのときの時給や交通費も一切もらえずに行われました。