1952-06-18 第13回国会 衆議院 労働委員会 第22号
従いまして港湾における労働関係は、港湾運送事業そのものに内在する諸問題を解明することによつて、明らかにされて参ると考えるのでありますが、さきに述べた企業の零細化について見ますに、資本金三百万円以下の業者数約七五%、労働者百人以下の業者数約八八%という数字はその一端を示すものであり、この零細化及び後進化という内在的傾向といわゆる波動性との関連において、多くの問題がこの事業にしわ寄せされ、それに伴つて労働関係
従いまして港湾における労働関係は、港湾運送事業そのものに内在する諸問題を解明することによつて、明らかにされて参ると考えるのでありますが、さきに述べた企業の零細化について見ますに、資本金三百万円以下の業者数約七五%、労働者百人以下の業者数約八八%という数字はその一端を示すものであり、この零細化及び後進化という内在的傾向といわゆる波動性との関連において、多くの問題がこの事業にしわ寄せされ、それに伴つて労働関係
非常に波動性を持つているから、全数の輸送能力を会社が持つて人夫、機関を使うと、閑散期はほかへ転用しなければならぬ。最低の時期の機関を持つて、他は用船することが経済的であるということで、その方針によつて会社は育成せられて来たわけである。
然るに我が国における港湾運送事業の現状を見まするに、この事業に特有の波動性により常に零細化し、後進化する内在的傾向を有することとも関連いたしまして、極めて不健全、不安定、脆弱且つ後進的でありまして、度荷動きが減少すれば、直ちに激甚なる不当競争を展開し、この事業の重要な施設でありまするはしけや荷役機械の維持修理すら放擲し、混乱と無秩序の中に共倒れの危機に陥るに反し、一方輸送力の増強が強く要請されるときは
しかるにわが国における港湾運送事業の現状を見ますると、この事業に特有の波動性により常に零細化し、後進化する内在的傾向を有することとも関連通いたしまして、きわめて不健全、不安定脆弱かつ後進的でありまして、一度荷動きが減小すればただちに激甚なる不当競争を展開し、この事業の重要な施設でありまするはしけや荷役機械の維持、修理すらも放擲いたしまして、混乱と無秩序の中にともだおれの危機に陷るに反し、一方輸送力の
そして尚現在の失業対策事業がもう少しその場限りの仕事に限られないで、計画的なそして建設的な事業に振向けられるように考えること、緊急失業対策の仕事ですなら、その本質的な非常に何と申しますか、波動性の強い、その場、その場で適切に応じなければならないというふうな本質は含んでいるのでありますが、併しながら大体最近の日雇労務者の職安に参ります状況を見ておつても、もう少し恒常化して参つておりまするから、今申上げたような
尚農村の金融が、最後に御主張になりましたような、季節的な波動性のあるものでありまして、これを國家の資金計画の中に、四半期ごとに区分をして農林金融を計画するということは、実際上本可能でありますので、今御指摘のように、飽くまで農村の経済の実体に即し、且つ農産物の実收の実情に即して、必要な資金を裏附けるように、政府は適当な処置を講じたいつもりでございますから、今後共御協力を願いたいと思います。(拍手)
その中心になりますホテル事業のごときのものは、採算性が非常に惡い面がございまして、特にお客の波動性などを考えます場合には、必ずしもその設置の當初においては、外客もそれほど殺到してくるということもございませんし、収益性をよほど見なければならない、そういつた場合には、ぜひともここに強い政府の補助政策が必要ではなかろうかと存じますが、政府の直營といたしましてやることが、必ずしも適切かどうかということを、われわれとしては