1967-06-07 第55回国会 衆議院 決算委員会 第12号
この四十年度決算検査報告の中にもありますが、災害復旧事業費の査定額の中で、既存の施設が被災していなかったり、被害が軽微だったりしておるのに災害復旧の査定を受けて改良工事を施行しようとしているもの、その他、護岸の法長あるいは延長等を過大に見込んでいるもの、そういうけしからぬことをやっておるのです。
この四十年度決算検査報告の中にもありますが、災害復旧事業費の査定額の中で、既存の施設が被災していなかったり、被害が軽微だったりしておるのに災害復旧の査定を受けて改良工事を施行しようとしているもの、その他、護岸の法長あるいは延長等を過大に見込んでいるもの、そういうけしからぬことをやっておるのです。
第一に直営工事といたしまして、第四港湾建設局で、博多港改修工事のうち太浜埠頭護岸の工事費七百四十八万余円で施行しておりますが、護岸延長百五メートルにつきまして、L型ブロックの基礎部分の前面に法覆石張りを根固め工として施行するにあたりまして、被覆法長は十・二メートルが正当な設計でありますのを、十五・二メートルとして誤認をして施行されましたために、被覆石量にして四百九十立米が上回っておりまして、主事費約五十六万円相当額
国庫負担金が百万円、これで村道の災害復旧をしたのでありますが、法長五メートルで、練石張を施行したことにしておりますが、実際は百メートルのうち四十八メートルに法長を一・七メートルでやっている。それから下流部の三十八メートルは応急的な詰くい工を施行しただけで練石張は施行していない、こういうわけであります。
その設計をかえて法長を前は五メートルであったというやつを三メートル五十というところが最もいいなどというように今度は考えを変えてやって、そして設計変更によってできた過大事業分に相当する金額四十四万二千五百八十五円は返納をさせて、あとの残は工事を全面的に手直しをさせた、こういうふうに読めるのですが、秋田の県の方どうなんですか。
ですから、その点については聞かないのですけれども、結局跡始末とて聞いているのは、いわゆる工事の設計変更によって、過大工事と見ていたいわゆる法長を三メーター五十に直す等のことによって要らなくなる設計過大分と思われた六十万九千円というものを工事量からはずして、従ってその負担額四十四万二千五百八十五円というものは返納させて、この処理をつけようとしているのは、これは建設省、事実なんですね。
道路百メートルに法長五メートルの石垣を作ったわけでありますが、行ってみますと上流部四十八メートル、半分ぐらいしか石垣が作っていない。しかも法長五メートルというのに実際は一メートル七十センチしかなかった、こういうケースであります。あとはくいをちょいちょい打ってあっただけで工事済みでいる。石垣も根入れが要るのですが、根入れは設計通りになっていない。
延長道路百メートルに、法長五メートルで、練石張を工事方法としてとりまして、工事を施行したということになっておりますが、実際はその工法でやらないで、上流四十八メートルの部分を法長一・七メートルで施行し、なお別な三十八メートルの部分につきましては、応急的な柳かご及び詰くい工で工事を施行したということであります。
昨日からの長官の説明によれば、いわゆる利子補給法――長つたらしい名前ですから略しますが、利子補給法によつて利子の補給を受ける銀行は何ら利益がない。そうして利益のないものは政党献金なんかしないのであるから、そこでこれは政治資金規正法の対象になつておらぬのだという説明でありますが、ふしぎなことには現実には、ただいま質問しましたように、銀行団が多額の何千万円という金を各党へ献金しておる。
予算から制約せられたために、七メーター、八メーターの法長の堤防をつくることが必要であつても、災害復旧、原則的には原形復旧という建前から設計がなされるという場合があるのであります。しかし建設者においてはもちろん原形復旧とは言いながらも、十分に将来のことも考慮して原形復旧以上のことはしておるようでありますが、どうも格段の対策を立てることができないうないろいろの制限があるようであよります。
第一に視察いたしました北天神町工事は、昭和二十四年八月三十一日のキテイ台風により護岸堤防の決壊を見たもので、復旧工事延長四百三十メートル、法長十四メートル、査定額一千六百万円でありまして、現在では大体二百五十メートルほどできており、今年十二月までに完成の予定であります。