1984-05-17 第101回国会 参議院 法務委員会 第8号
ただ、これは本当に法的にはあなたの御処分になりますから、だからそれをさせるのはあなたがさせるということになりますから、事人権に関する問題ですし、不必要な屈辱感を与える必要はないし、それからまた法的根拠の問題も、現在国民に義務を課す場合はすべて法的な根拠を必要とするという現在の法至上主義の建前からも、これは大臣としても関心をお持ちになりまして遺憾のないように御処置を願いたいと思いますが、いかがでしょうか
ただ、これは本当に法的にはあなたの御処分になりますから、だからそれをさせるのはあなたがさせるということになりますから、事人権に関する問題ですし、不必要な屈辱感を与える必要はないし、それからまた法的根拠の問題も、現在国民に義務を課す場合はすべて法的な根拠を必要とするという現在の法至上主義の建前からも、これは大臣としても関心をお持ちになりまして遺憾のないように御処置を願いたいと思いますが、いかがでしょうか
どこの国でもやはり——この間もアメリカで、ニューヨークタイムズを見てみますと、ヘルムズ元CIA長官の処置に関して、国家の安全保障が大切か、それとも法至上主義と言いますか、ザ・ルール・オブ・ローの方が大切かという問題だということでアメリカ国民がやっぱり悩んだということが記載されておりましたけれども、この問題でも一体どういう価値を最も重しとするかという何かはっきりとした基準といいますか、心構えといいますか
憲法改正問題の趣旨は、米国の国内法至上主義と申しますか、アメリカの国内法が優先すべきである。アメリカの大統領はアメリカの国内法に背馳するような条約を結んではいかぬ、つまりアメリカの国内法の方が大事なんだという根本思想に立つているのであります。