1973-04-03 第71回国会 参議院 法務委員会 第5号
これは大阪の近郊の裁判所におきましても大体そのような統計のようでございますけれども、これは裁判官が仕事が多過ぎて、一回転するのにそれだけかかるというのか、あるいはその人的不足のためではなしに、法廷設備が足らないからそれだけかかるというのか、どういうわけでそれぐらいかかるのか。これは裁判所としても六カ月先の指定というのが理想的であるとは、これは必ずしも思っていらっしゃらないと思うのです。
これは大阪の近郊の裁判所におきましても大体そのような統計のようでございますけれども、これは裁判官が仕事が多過ぎて、一回転するのにそれだけかかるというのか、あるいはその人的不足のためではなしに、法廷設備が足らないからそれだけかかるというのか、どういうわけでそれぐらいかかるのか。これは裁判所としても六カ月先の指定というのが理想的であるとは、これは必ずしも思っていらっしゃらないと思うのです。
普通は法廷のほかに被告人の待合室といいますか、いうふうなものが要るのでありますが、これにつきましては、そういうものは予算的には予定しませんで、法廷の傍聴席で待つてもらつてやるというようなことが実際には便利だろうということで、法廷十八坪と、それに附属する廊下というものだけを法廷設備費としては計算いたしております。それから今申しました裁判官の十七名の判事室というものであります。
これについては、たで食う虫もすきぶすきというような御批判、御意見もあるかも知れませんが、非常に世の中の関心が出て来て、たまさかある小さな裁判所、法廷設備のよくない裁判所にそれが係属した場合には、公開の原則が建物の面から制限され、その建物というのは、いわゆる菊の御紋章を配置した、昔からの天皇の名において人民どもを裁判しておつた、そういうような時代の要請に基いた建物、こういうふうな建物の面だけから言いましても