1960-03-04 第34回国会 参議院 予算委員会 第7号
そこで、そもそも旧法制局官制は明治十八年十二月に公布施行されたのでありますが、この官制による長官は衆議院議員を兼ねることができるように規定され、その性格は単なる行政官ではなく、いわゆる政務官であります。これと違い今の長官は特別職ではありますが、国会議員を兼ねることができず、国家公務員法の建前からすれば、その性格は人事官、検査官と同様であると言わなければなりません。
そこで、そもそも旧法制局官制は明治十八年十二月に公布施行されたのでありますが、この官制による長官は衆議院議員を兼ねることができるように規定され、その性格は単なる行政官ではなく、いわゆる政務官であります。これと違い今の長官は特別職ではありますが、国会議員を兼ねることができず、国家公務員法の建前からすれば、その性格は人事官、検査官と同様であると言わなければなりません。
この点は昔の法制局も、法制局官制におきましても大体この三條と同じような実は趣旨を書いておりました。実際の運用から結局法制局長官と閣議との関係でやつておられたことだと思うのであります。これは結局実際の運用の問題になるのではないかと思つております。