1987-09-01 第109回国会 参議院 法務委員会 第3号
大学で民事訴訟法の研究をいたしておりますので、昨年の簡易裁判所の適正配置に関する法制審議会司法制度部会の審議及び答申に参加させていただき、それを踏まえまして、現在、皆様御審議中の下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、いささかの私見を申し述べさせていただきます。 最初に申し上げたいと思いますのは、簡易裁判所の適正配置の必然性でございます。
大学で民事訴訟法の研究をいたしておりますので、昨年の簡易裁判所の適正配置に関する法制審議会司法制度部会の審議及び答申に参加させていただき、それを踏まえまして、現在、皆様御審議中の下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、いささかの私見を申し述べさせていただきます。 最初に申し上げたいと思いますのは、簡易裁判所の適正配置の必然性でございます。
次に、法案に直接関連しまして、今回の簡裁統廃合問題を審議していただいた法制審議会司法制度部会について若干お伺いします。 以下、単に法制審と言いますが、法制審は総数何名ぐらいで構成され、いわゆる官庁関係の人とそれ以外の人とどのような比率で構成されたでしょうか。
昭和二十八年二月二十日ですか、このときに法制審議会司法制度部会が設けられ審議を始めたというようなことになっておりますかどうか。 それから、現在は何もしてないというお話でしたが、昭和二十八年当時はどういう審議をなさったか、また結論はどういうことになっておられますか。
先ほど御説明のように、法制審議会司法制度部会においてやはり意見が三つ出た。すなわち、現行制度維持論、最高裁判所の裁判官を増加しかつ上告理由を拡張すべきであるという意見、三番目に、上告事件取扱いに特別裁判所を設置すべきであるという意見、大体この三つの意見が私どもこの法案審議中十分検討してみなければならない問題であると思うのであります。
従いまして、最高裁判所の機構改革の問題につきましては、法制審議会司法制度部会におきましても、引続き検討を続けることになつておるのであります。本国会終了後におきまして、さらに司法制度部会の会議を開きましてやつて行きたい、かように考えておるわけであります。ただ、従来の実績に照しまして、ただ会議を繰返して、同じ委員が同じ意見を繰返し主張するというだけでは、結論を得ることは困難であります。
○村上政府委員 先ほど申し上げましたように、簡易裁判所につきましてはいろいろの問題がございまして、政府におきましても、また裁判所当局におきましても研究を進めておるわけでありますが、法制審議会司法制度部会におきましても、ただいままでのところ最高裁判所の機構の問題を中心として審議しておりますが、これに諮問されました事柄は、裁判所の機構を改める必要があるかどうか。
○政府委員(村上朝一君) 提案理由の説明の際にも簡単に申上げたのでございますが、この法制審議会司法制度部会でこの問題を取上げました経過と、兼ねて民事訴訟法全般の改正を法制審議会の民事司法部会で検討しておりました。一番問題はやはり上告制度ということであります。
今回提案いたしました民事訴訟法及び裁判所法の改正に関する二つの法律案は、以上述べました経緯によりまして、法制審議会司法制度部会及び民事訴訟法部会の意見を基礎として立案されたものであります。