1957-02-28 第26回国会 参議院 大蔵委員会 第7号
終戦直後、領土の喪失によって、北海道に樺太千島より多数の漁民が引き揚げて参り、そのうち大多数の無縁故漁民は漫然と漁村に入り込む状況にあり、これらをそのまま放置しておくことは、水産資源の減少と漁村秩序の混乱を招くおそれがありましたので、とりあえず援護対策を講ずることとし、これを組織的に未利用沿岸魚田に入植せしめ、その生活安定をはかる目的をもちまして、昭和二十二年度二千万円、昭和二十三年度公共事業費五千五百三十四万五千円
終戦直後、領土の喪失によって、北海道に樺太千島より多数の漁民が引き揚げて参り、そのうち大多数の無縁故漁民は漫然と漁村に入り込む状況にあり、これらをそのまま放置しておくことは、水産資源の減少と漁村秩序の混乱を招くおそれがありましたので、とりあえず援護対策を講ずることとし、これを組織的に未利用沿岸魚田に入植せしめ、その生活安定をはかる目的をもちまして、昭和二十二年度二千万円、昭和二十三年度公共事業費五千五百三十四万五千円
終戦直後、領土の喪失によって、北海道に樺太、千島より多数の漁民が引き揚げて参り、そのうち大多数の無縁故漁民は、漫然と漁村に入り込む状況にあり、これらをそのまま放置しておくことは、水産資源の減少と漁村秩序の混乱を招くおそれがあり面したので、とりあえず援護対策を講ずることとし、これを組織的に未利用沿岸魚田に入植せしめ、その生活安定をはかる目的をもちまして、昭和二十二年度二百万円、昭和二十三年度公共事業費五千五百三十四万五千円
○専門員(武井篤君) 次は増毛と申します、北海道の札幌から留萠の方に行くところにある町でございますが、留崩・札幌線の増毛の方の道路を作ってくれということ、それから増毛港、それから雄冬避難港、別刈の漁港というものを拡張整備してもらいたい、暑寒別川の電源開発をしてくれ、それから地下資源の調査をしてくれ、沿岸魚田の育成をやってもらいたい、農耕地を開発してくれ、これだけの六つであります。
○川村委員 もちろん魚田の開発という意味にもなりましようけれども、魚田の開発も必要でありますが、沿岸魚田を改良しないと、ちようど田畑に肥料がなくなれば作物がとれないと同様に、改良しなければ沿岸魚田に魚族がなくなるのだ。従つて魚田を開発するという沖合いの問題でなく、沿岸漁業の改良ということをどうしても織り込まなければならないのではないか。改良と開発とは絶対に違つております。開発というのは開くことだ。
われわれは、この問題について、実は今までわからなかつたのでありますが、ただいまの説明、また一月中に永田議員からの陳情書も見せられまして、まことに今までの水産庁及び保安庁においては、遅きに過ぎるのでなかろうかと考える点がたくさんあるのでありまして、両庁において、何とぞ小漁民のために、沿岸魚田を一日も早く復興されるように御努力あらんことを、熱望するものでありまして、所信をお伺いしたいと存ずるものであります
天惠の岸壁をもつて自然の港灣を形成するため、工事もすこぶる容易なばかりでなく、省線登別驛に近接するので、漁獲物の輸送その他經濟的にも便利が多く、好條件を備えており、さらに兩村に位置するため、兩村沿岸漁業者五百五十九名がこれを利用し得るとともに、今後太平洋沿岸魚田開發に大いに期待できるものと確信する次第であります。