1996-04-22 第136回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第4号
今のところ、かつて高度成長時代、これは鉄鋼などの輸入原材料多消費型の沿岸立地の素材産業、これが引っ張ったわけです。それで、高度成長が終わった後は、今度は自動車に象徴されるような加工組み立て型の高付加価値型、知識集約型の産業、これが引っ張った。いずれもすそ野は広かった。さあ、これから先引っ張ってくれるのはどの産業なんだろうか。
今のところ、かつて高度成長時代、これは鉄鋼などの輸入原材料多消費型の沿岸立地の素材産業、これが引っ張ったわけです。それで、高度成長が終わった後は、今度は自動車に象徴されるような加工組み立て型の高付加価値型、知識集約型の産業、これが引っ張った。いずれもすそ野は広かった。さあ、これから先引っ張ってくれるのはどの産業なんだろうか。
この点につきましては、二番目の御質問の長期安定取引の問題にも絡むわけでございますけれども、わが国の地形その他から石炭火力の立地の状態といったようなことを考えますと、今後沿岸立地を進めていかざるを得ないわけでございまして、そういった点から海外炭の導入、価格面におきましても、また国内の生産量の限界ということから、おのずから、ただふやせ、ふやせと言われてもなかなかふやし得ないのじゃないか。
それから二番目の、今後安定的に需給を調整していく、その意味で価格の問題があるわけでございますけれども、いまお話しございましたように、末端価格で比較すべきであるというお話、そのとおりでございまして、実はCIF価格の見方もございますけれども、やはり石炭火力発電所のかま前でどうなるかということが当然比較の対象として考えるべきものでございまして、海外炭の場合、CIFのことを申し上げましたけれども、これは沿岸立地
なぜ陸地——陸地と申しましても沿岸立地しかこの場合考えられませんが、沿岸立地と比較して、洋上という話が出てまいりますもとには、沿岸立地ではいろいろと非常に困難な事情がある、したがって、洋上なら問題が少ないのじゃないか、簡単なところはそこから出てきた発想だと思うのでございますけれども、この場合に陸地をつぶさなくて済むというような、あるいは埋め立てをしなくて済むとかいったようなことがあるわけでございましょうけれども
○説明員(辻榮一君) 廃棄物の輸送は、大部分の日本の原子力発電所は沿岸立地ということで、サイトの中に専用港を持っておりますので、そこに船舶を回航いたしまして、その投棄船については専用の廃棄物船を考えておるわけでございますけれども、それによって海上輸送によって投棄されるということになります。