1977-07-15 第80回国会 衆議院 決算委員会 第27号
しかし、そのために資源を荒らし、また大型漁船船団でやってまいります関係で、沿岸の中小漁船の操業の制約もある、また漁網漁具等に与える被害等もございまして、一日も早く領海の幅員を十二海里にしてほしい、こういう沿岸漁民諸君の強い要請があって、これは国会の方でも、そのことをお認めをいただいて、そして満場一致で十二海里になった経緯がございます。
しかし、そのために資源を荒らし、また大型漁船船団でやってまいります関係で、沿岸の中小漁船の操業の制約もある、また漁網漁具等に与える被害等もございまして、一日も早く領海の幅員を十二海里にしてほしい、こういう沿岸漁民諸君の強い要請があって、これは国会の方でも、そのことをお認めをいただいて、そして満場一致で十二海里になった経緯がございます。
そういう中で、日本の近海におきましては現在領海が三海里であるということで、全く目の前で外国漁船が操業しておる、そのために日本の沿岸漁業者が漁業の幾多の制約を受け、また漁網、漁具等相当被害も頻発をしておる、とにかく早く領海の幅員を十二海里にしてほしいということは、これは沿岸漁民諸君の切なる要望であるわけでございます。これが第一点でございます。
そこで、どうするかということでございまするが、われわれといたしましては、先ほども他の委員会で申し上げたのでございますが、沿岸漁民の安定した操業を確保する方法をさらに検討していこうではないかということを考えておりますわけで、対ソ外交努力と並びまして、わが国の沿岸十二海里以内における操業を、何らかの形で、沿岸漁民諸君の安定した操業のための諸方策、それに可能なあらゆる方策を検討しようではないかという段階になっておるわけでございます
ところが、幸いに農林省、水産庁の非常な奨励に伴ないまして、私の承知しておりまするところでは、年女増産の一途をたどりまして、たしか昭和二十八年ころには七、八億程度の生産量が、三十七年には四十億を突破するというような情勢になってきているということだそうでありますが、もしこの統計に誤りがなかりせば、この輸入数量というものは相当に圧縮をしなければ、沿岸漁民諸君に対して、かなり経済的な影響を持ちきたすというようにも
もし、そういうような場合が発生いたしますれば、そのことによって生ずる経済的な損失というものは、別個に国内の措置として補完をするというような対策が並行して行なわれるなれば、これは沿岸漁民諸君としては、多少の納得はできると思うんです。そういうような対策をおとりになる意思があるのかどうか。そうでなければ書いただけでは、結局何にもならぬということになると思うんです。
しかし何にしても沿岸漁民諸君にいましばらくのごしんぼうを願って、そうして安全に操業のできるように、必ず大日本水産会の責任においてやっていただくことができると思っております。もしそれが事故でも起き、支障でも起これば私も介入して、話の妥結に努力をすることにいたしております。その方がよかろうと考えてそのようにいたしておるわけであります。
私はかかって沿岸漁民諸君がいなしばらく一つ待ってやってもらいたいと思うのでございます。せっかくいいところまで話がいっているのですから、いきかけているのが、またこういうことのために感情を刺激し、お互いに感情が高ぶっていい結論が出ないということは、まことに私遺憾に思います。
これは災害によって沿岸漁民諸君が被害を受けたという問題とは、問題が違います。しかも出漁される諸君は、ただいまも申し上げます通りに、少ないものをとってくればそれだけ高く売れるから、もうかるにきまっております。ないものの中から助け合っていってくれというような無理を、決して私は申し上げようとは思いません。
○国務大臣(河野一郎君) お示しのように、特にこれらの漁民、それから林業に従事している諸君の対策は考慮いたさなければならぬと考えまして、従来と違って、原野の開墾、これを牧場化する、そこに畜産を入れるというように考えますし、また、沿岸漁民諸君にいたしましても、まず前提は沿岸の魚族の繁殖、これを保護し、もしくはこれを育成して参るということにも力を入れるつもりでございますが、漁民諸君は、漁民ということでなしに
御承知の通り、富山県から北、東側で申せば茨城、福島辺から北、ここの沿岸漁民諸君が独航船に従事して、この漁業に参画しておる。そうして母船との間には、とった魚について合理的な取引が行なわれておるということは事実でございます。従って、ソ連が言うところの、制限区域内の漁業は、今言う通りに日本の資本家の漁業じゃないか、資本家を守るわけにはいかぬというところまでソ連からとやかく言われる覚えはない。
○河野国務大臣 御承知の通り沿岸漁民諸君の振興ということは長年の問題でございますが、現状において漁撈が進歩をいたしまするし、まただんだんに漁獲量が増して参ります。しかも一面国内陸地からの汚水の流出等漁場はだんだん荒れることはあっても、漁獲量が増すという方向にいっておりません。
それと同時に、沿岸漁民諸君は、これはおれたちの漁場であったのだ、戦争のために国民のことを考え国民の食糧事情をおもんぱかって底びき業者にこの漁場を与えたのであって、もとはおれたちのものだ、もう今日これだけ近代化した漁獲方法がとられるならば、おれたちの漁場を返すのは当然だ、というのが沿岸漁民の叫び声なんですから、この叫び声も、私の調査では——私どもと言うのは皆さん方に御迷惑のかかることですから、私の調査
たとえて申しますと、現在の沿岸漁民の諸君におかれましても、これだけの科学の発達進歩もしくは漁撈の進歩の中にあって、それを少しも進歩改良することなく、依然として沿岸に従来の漁撈の方法をもってやっていくということで、一体この社会の移り変りにやっていくことが将来できるかどうか、本質的に考えなければならぬのじゃなかろうかというようなことも、私は沿岸漁民諸君についての考え方じゃないかと思うのであります。
過去の事実、終戦以来今日までにどれだけの面積に亙つて日本の漁区の沿岸漁民諸君に迷惑をかけられ、それに対して如何ほどの補償費を支払つておられるか、その補償費がどういう面積に対してどういうことを根拠にして幾らをお支払になつておるのかということを、終戦以来の六カ年に亙つて御提出が願いたい。日本国政府は日本国の漁民にかくのごとく誠実であつたということの事実を証明してから審議を……、証明を願いたい。
これはわが党内閣の施策の面からいいましても、零細なる沿岸漁民諸君の育成、擁護の面からいたしましても、重大な結果を招来すると考えるのであります。この点につきましては、ただいまの長官の御言明をぜひとも貫徹されるように、切にお願いするものであります。