1974-04-26 第72回国会 参議院 農林水産委員会 第19号
したがいまして、わが国際漁業の四百七十万トンのうち四百万トンは、主として北洋漁業であり、一部いま政府交渉が始まろうとしております中国沿岸大陸における以西漁業である。したがいまして、われわれは、海洋法の問題というのは南北問題であるというふうに考えがちでございますが、水産業については南北問題もちろんでございますけどれも、むしろ私は、北洋漁業の問題であると。
したがいまして、わが国際漁業の四百七十万トンのうち四百万トンは、主として北洋漁業であり、一部いま政府交渉が始まろうとしております中国沿岸大陸における以西漁業である。したがいまして、われわれは、海洋法の問題というのは南北問題であるというふうに考えがちでございますが、水産業については南北問題もちろんでございますけどれも、むしろ私は、北洋漁業の問題であると。
それから日中漁業関係で、大正エビ等沿岸大陸との間で増養殖を推進する必要があるではないかという御指摘でございます。そのとおりに存じます。そこで、御承知のように、ただいま中国側に——民間関係でありますが、日中漁業協議会が中国側に、放流を目的とした大正エビの養殖計画を申し入れておるわけでございますが、いまのところちょっと返事がございません。
海溝があるとするならば、一体この尖閣列島をいわゆる沿岸大陸だなと言えるかどうか、これも問題があるということ。こんなことは、質問すれば時間ありませんからやめますが、いずれにしても私はいわゆる地下資源、それから海底の定着資源——生物ですね、こういう点からいっても、この日ソのカニ資源の問題、こういう点から考えてみても、いわゆる大陸だな条約に早く入りなさい、入りなさいということを前々から言っている。
さきにソ連が大陸だな宣言を行なって、水深二百メートルまでの沿岸大陸だなの主権を主張して、特に日ソ・カニの交渉については非常に難航しておる。この北洋カニ漁業のために、約四千四百人の漁船員がいまだに待ちわびておる姿はまことにあわれでございます。ソ連がカニを大陸だな資源であると一方的にきめつけておる、こういう態度、いわゆる権力的に規制をしようとする態度は、両国友好のためにしごく残念である。
それから、沿岸大陸だなの地形、地質を将来の大陸だな開発の前提として調査する必要がある。またそれにあわせて、沿岸大陸だなには海底資源としてどのようなものがあるか、とにかく調査をやって、海洋をよく知っておこうということがございます。
それから第二番目に、沿岸、大陸だなの地形、地質に関する総合研究、これでは簡単に申し上げまして、農林省関係では水産研究所と水産庁の漁船研究室が担当いたしまして、海底の上にございます浮遊泥層の厚さを超音波とそのエコーによって知る方法を開発いたしたわけでございます。それに必要な測定器を開発いたしました。
もう一つは、沿岸大陸だなの地形と地質、これはどの程度なされておるのか。第三は「大気汚染防止」農林省が大気汚染防止をやる。どういうことをどこでやっておるのか。それからもう一つは、「人工霧による局地気象改良」これがある。これだけの説明をひとつ簡単にお願いしたい。
それからその次には沿岸の大陸だなにおきますところの地形あるいは地質というものを、できれば海底図というものを今度作製するような必要もあるかと思いますので、そのような沿岸大陸だなの地形、地質に関しますところの総合調査研究、特にボトムソーナー及び超短波によりますところの海底の地形等を調べますところの機器をただいま開発いたしております。
そして約六百メートルぐらい水底にもぐって海底の調査あるいは沿岸大陸だなの開発研究等を行なう。そのためにまた科学技術庁が中心になりまして調整費を関係各省に渡して研究開発を進めておる、こういうような状態でございます。今後、宇宙開発と反対の海底研究にも鋭意努力を続けてまいりたいというふうに考えております。