1998-06-04 第142回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第3号
○篠原政府委員 ます、豪州からでございますけれども、坑内掘りにおきます高効率な石炭生産のための高速沿層掘進技術、あるいは炭鉱の保安確保のための高効率な炭層内のガス抜きに関します炭層ガス管理技術、これらについての共同研究等が要請されているところでございます。
○篠原政府委員 ます、豪州からでございますけれども、坑内掘りにおきます高効率な石炭生産のための高速沿層掘進技術、あるいは炭鉱の保安確保のための高効率な炭層内のガス抜きに関します炭層ガス管理技術、これらについての共同研究等が要請されているところでございます。
これまさしく八片、七片というのは採炭現場であり、しかもその隣で沿層掘進がかかっている。
二十日の社長の記者会見で、ガス突出ではない、事故発生現場は八片下層の切り羽周辺、すなわち沿層掘進現場であると述べておられました。我が党の調査団といたしましても、十八日、十九日にかけまして多くの労働者からいろいろな証言を得ました。その中で、ガス自動感知器——センサーを置く位置が下から一・五メートルぐらいのところに置いてある。
なぜかというと、あの現場に入ってみて、現場というか現場の略図を見てわかったことは、あすこに、八片、七片の右手の方に、これは沿層掘進かかっているんです。これは炭鉱用語ですから、岩石掘進という、掘進には二つあるんであって、掘進というのは採炭現場をつくる、先行する現場をつくることを掘進というんです。これ、先行する掘進現場が二種類ありまして、岩石掘進と沿層掘進がある。
採炭現場とか沿層掘進で災害が起きやすいという状況ではないわけだ。先ほど冒頭申し上げたように、単純災害なんですよ、これは。しかも後方部なんだよ。だから意外に、古坑道であったために会社自体がそれほど重要視をしていなかった、あるいは大丈夫だろうと、概して古坑道の場合は点検をおろそかにして、これはまあまあ例があります。
とまってなければ、常識的に炭鉱の災害で考えられることは、あるいはこれ採炭現場だと、はっきり申し上げまして、あるいは沿層掘進だった。この場所は岩石掘進なんだよ、これやっておるのは、そうでしょう。しかも沿層でないんだよ。沿層なら炭と石がまざっているから、ある場合によってはガスが滞留するということが考えられる、私も経験もありますけども。
それから坑内骨格構造補助金、掘進に対するメーター当たりの補助、あるいは岩石と沿層掘進のつけ方ももちろん違うけれども、そういうものに対する手だてができないか。つまり、そういう現行制度の中でいわゆる格差を縮める対策というものを手だてとして考えていいのじゃないかと、こういう考え方を持っているんですが、いかがですか、この点は。
つまり、切り羽の進行速度が沿層掘進のスピードに制約されているわけであります。私たちとしても、これに反対する何物もないわけでありますが、閉山前の夕張新炭鉱における生産不振の原因として、技術面における管理が不備だったことが指摘されるところであります。したがって、今後の開発に当たっては、このような事態を二度と繰り返さないよう、万全を期していくことが重要であると考えます。
そういうことを踏まえて考えた場合、やっぱり立て坑をおろし、同時に斜坑を一本おろすということは、これは常識的に言って、一日の伸びが大体六十メーターというのが、私も炭鉱マンですからわかっていますけれども、まあ岩石と沿層掘進ではわけが違いますが、大体六十メーターというふうに踏んだって、仮に四十メーターの伸びに縮めて安全性を持っていったとしても、二年ちょっとあればこれは斜坑一本掘れるわけです。
一般的に、ガス突出の問題については、非常に重要な問題であるということで、ガス突出委員会をつくりまして、これは東京とそれから九州、北海道につくっておりまして、この部会でもって対応策を検討してきた結果、いろいろと先ほど申し上げた升目の盤下坑道からのボーリングとか、あるいは沿層掘進の際の先進ボーリングとか、あるいは緩めボーリングの問題とか、そういった数々のガス突出に関する基準というのができ上がってきておるわけでございますけれども
それから、最後に一つお願いしたいのですけれども、事故現場のゲート坑道、ゲート坑道というのはいわゆる炭層そのものでございますね、着炭ですよね、沿層掘進を始めていた。三日後でしょう、十月十三日に沿層掘進を始めて三日後ですよ、ガス突出事故があったのは。それでこの沿層掘進に対するガス抜きボーリングというものはいつまでに終わっていなければならないのかということなんです。
掘進に種類が二本ありまして、炭鉱用語で言うと岩石掘進と沿層掘進というわけだ。沿層というのは石炭で、岩石というのは全く名前のとおり石であります、ところが、この裏側の沿層掘進の、ここには書いてあるけど、百メートル地点の裏側の断層地点がつまり亀裂状態にあった、これは図面上です。図面上亀裂状態が出ている。
○小笠原貞子君 五十六年の下期の掘進計画は、岩石切り羽と、それから沿層掘進、これを合わせまして八千五百九十二メートルというような計画を立てているわけでしょう。それで、五千七百十四メートルというのが十月以降三月下期の計画になっているわけですよね、数字でね。そうすると、結局一・五倍掘らなきゃならないということですよね。これは非常に大きな数字ですよ。
それから、当時このガス抜き卸以外に七片という、これは採炭切り羽が手前にございますが、それの人気サイドのいわゆる沿層掘進がかかっておりました。これは払いの人気サイドの沿層掘進でございますので、特に当日はガス抜きボーリングを実施しておったわけでございますので、管理者は管制室の主任にこの個所を特に厳重に警戒しろというような指示をいたしております。そういう状況の中で管制室の中の表示が作動いたしました。
災害は、五月十五日の二十一時ごろ、坑口より四千十七メートルの一卸六片下層第二ガス抜き卸坑道において発生したものでありますが、現場は、沿層掘進作業を実施中でありました。
したがって、骨格構造の整備とガス抜きを兼ねました沿層掘進の強化が必要であろうかと考えるわけでございます。この沿層掘進の強化でありますが、先ほど磯部先生の陳述の中にもございましたが、現状の掘進状態から見ると、経済可採炭量が五億トンだと言っておられましたが、確かにどの炭鉱も掘進がおくれておるというのが事実でございまして、この掘進をどのようにして伸ばしていくかが今後の生命であろうと考えております。
どうしても契約単価が安いもんですから、一定の契約でもってつまり岩石坑道なり沿層掘進を完了するためには、相当の無理をした坑道掘進、整備等が行われている。ここに一つ問題が出てくるわけであります。 どういう問題が起きるかといいますと、深部に対する掘進でありますから、率直に申し上げまして、請負組夫の場合は保安教育の徹底が行われていないということ。
沿層掘進であれば、炭ですから、炭と石がまじっているわけですから、発火点があるおそれがあるわけですけれども、岩石掘進の中でやっぱりこういう事故が起きたということは、これはやっぱり異例だと思うんです。そこで問題は、岩石掘進の中で作業が行われておった。しかも、危険A区域という地帯ですから、ガス抜きが完全にされておればかかる事態が起こらなかったわけです。答えは簡単なんですよ。
すなわち、北炭の夕張新炭鉱の場合に「沿層掘進及び払は先行したばん下坑道から25メートル桝目毎の貫層ボーリングにより有効なガス抜きを行い、ガス抜開始後沿層掘進は1ケ月以上、払は6ケ月以上経過した後に行う。」こういう対策が指摘されておる。果たして現実はどうであるのか。ことに、いま対策が指摘されております夕張新炭鉱の場合は一体どうであったのか。これをお聞かせ願いたいと思います。
○多賀谷委員 ある程度、日にちを置いてと言うが、あなたの方の対策では「沿層掘進は1ケ月以上、払は6ケ月以上経過した後に行う。」こう書いてあるが、現実にはどのくらいで行っておったのですか。
○高木政府委員 大きな断層は、先ほど申し上げました北部断層あるいは新北部断層あるいは二卸断層、こういうような大きな断層はわかっておりますけれども、実際切り羽をつくります、いわゆる採掘場をつくりますためには、この中を断層をよけましていろいろ沿層掘進をしなければならぬわけでございますけれども、その中に小断層が入ってきたということでございます。
あるいはそういうふうにするというと、沿層掘進が長くなるけれども、それらに対応してはペイカーセブンという優秀な掘さく機がいま実力を発揮する段階になってまいりました。そういうものの効果が出てくるというようなことも決して見過ごせない要素であると思うのです。
それからもう一つこちらにD九号の採炭作業場をつくりますために、ここにD九号の肩風道の沿層掘進が一つございます。それから、もう一つは、こちらのほうに同じくD九号の採炭作業場の準備のためにゲート坑道の掘進をしております。この掘進個所二カ所と、それから採炭個所一カ所というのがこの辺の作業個所でございます。
しかもそのうち沿層掘進が百キロもおくれている。全体の年間掘進量は六百キロないし七百キロが日本の大手炭鉱の数量でございますけれども、その間において百キロ以上もおくれておるということは、これは災害に直接結びつくかどうかは知りませんが、何か関係が出てくるんじゃないか、こんなふうな判断を持っておるわけでございます。したがいまして、結論的に申し上げますと、伊藤先生の理論は大綱において間違いはございません。