1953-02-27 第15回国会 参議院 本会議 第28号
過日衆議院におきまして我が党の長谷川保氏が沼津事件を中心に質問されましたとき、政府は、実情を調査し、厳重に抗議をすると言明され、又、米兵の他の頻発したる事件等につきましては、その都度、行政協定によつて処罰されているとの言明でありましたが、私はこの際、これらの暴行事件が如何に取扱われたか、議会を通じて国民の前に曲かにすることを要求いたします。
過日衆議院におきまして我が党の長谷川保氏が沼津事件を中心に質問されましたとき、政府は、実情を調査し、厳重に抗議をすると言明され、又、米兵の他の頻発したる事件等につきましては、その都度、行政協定によつて処罰されているとの言明でありましたが、私はこの際、これらの暴行事件が如何に取扱われたか、議会を通じて国民の前に曲かにすることを要求いたします。
(「良心を以て答えて下さいよ」と呼ぶ者あり)先ほど沼津事件或いはその他の事件でお話がございましたが、そのときも特にアメリカ兵であるからといつて遠慮をしないように言つてあります。中には、勇敢に先方に立ち向いまして捕縛して感謝状をもらつている者もあるのでございます。
日本政府は、今回の沼津事件に関して、米国側から通報を受けておられるかどうか。犯人の処罰はどうなつたのか、通報を受けておられるかどうか。また、これらに対し厳重な抗議をし、あるいは、再びかかる不祥事件の起らないように有効適切な保障を要求されたかどうか。また、今日までの同種事件に対しましても、そういう保障を要求されたことがあるかどうか。