1969-04-11 第61回国会 衆議院 建設委員会 第11号
そういう意味におきますなれば、国民にとっての大きな課題である住宅をどうするかということについて、建設省はもっとはっきりとした自主性を持って、しかも資金手当てはこうしなければならぬのだという将来の計画を——たとえば治水事業なら、ちゃんと日本の治水を完全なものにするためには幾ら要りますというふうな治水水系計画を立てているでしょう。
そういう意味におきますなれば、国民にとっての大きな課題である住宅をどうするかということについて、建設省はもっとはっきりとした自主性を持って、しかも資金手当てはこうしなければならぬのだという将来の計画を——たとえば治水事業なら、ちゃんと日本の治水を完全なものにするためには幾ら要りますというふうな治水水系計画を立てているでしょう。
○岡本(隆)委員 そこで、その内容を、各河川事業、ダム事業、砂防事業それぞれに分類した表を見ますと、治水水系計画を新長期計画と比較いたしまして、河川事業が二・七倍、それからダムが七・二倍に伸びております。
この長期計画というのは、昭和三十八年に発表されました八兆三千億の治水水系計画、これに大体見合うものですね。これに、最近の都市の発展であるとか、経済情勢の変化、水の需要の伸び、多少そういうものを加えて手直しした、こういうふうに私は理解をしているのでございますが、これでようございますか。
○岡本(隆)委員 そういたしますと、治水水系計画では大体欧米諸国並みの治水事情にまで持っていく、そして、たとえば都市部であるとかあるいは重要な交通路線の水害は全くないようにする、あるいは水田は三十ヘクタール以上の洪水にするような事態は起こさないようにする、そういうふうなところへ目標を置いてやる、こういうことをその当時説明を承ったのでございますが、大体その程度の基準まで持っていく、こういうことですか。
けれどもそれを建設省が必要と考えておるところの治水の全体計画、治水水系計画という名で建設省は発表されておりますけれども、それから見ますときには、現行計画が治水水系計画の中にどれだけのパーセンテージを占めるかといいますと、河川は一〇・八%、約一一%、ダムが二八%、砂防が五・五%なんです。
○政府委員(古賀雷四郎君) 建設省といたしましては、今回治水五カ年計画につきまして本年の一月に閣議了承を得たわけでございますが、その基本となるものに治水水系計画というものがございます。これは各河川の水系を一貫して上流から河口まで、その間ダム、砂防、河道改修、それから下流の高潮対策、そういったものも含めまして一貫した計画で水系計画というものがあるわけでございます。これは約九兆六千億の予算。
一昨年、建設省は治水水系計画なるものを発表いたしました。十五カ年間に八兆三千億の投資を行なって、昭和五十五年にはアメリカ並みの治水効果をあげ、昭和六十年には水害なき日本をつくりたいというのであります。水害に悩む国民は目をみはってこれに大きな期待を寄せました。治水水系計画は、水害に悩む地域の住民にとっては、生きる希望をつなぐただ一筋の光となっているのであります。
したがいまして、政府のほうでは、できるだけ早い機会に、これをさらに大きなものに、拡大改定をしていただきまして——、治水水系計画に国民は大きな期待を寄せております、いつになったら水害をなくしてもらえるのだ、こういうふうな非常な大きな期待を寄せているのでありますから、その国民の期待にこたえられるように、新しくもっと雄大な規模の治水計画を立てていただくことをお願いいたしまして、私の質問を終わります。
○岡本委員 そういうふうな八兆三千億という治水水系計画を前提として、十五カ年に八兆三千億、そうすると、前期、中期、後期と三期に分けるといたしまして、その第一期の五カ年が今度の新五カ年計画でございますから、その三分の一前半期といいますか、十五カ年のうちの第一期の五年の間に、八兆三千億がわずかに八千五百億、一〇%です。あんまりこれでは心細い。
建設省では、治水水系計画八兆三千億というものを、たしか一昨年策定されておりますが、その八兆三千億の治水水系計画を、どういうふうなものとして考えておられますか——尋ね方が非常に抽象的で、お答えがしにくいのではないかと思いますが、承っておるところによりますと、大体一級河川については十二年、二級河川については十五年。
そこで、先般、昨年でございますけれども、建設省では、八兆三千億の治水水系計画を立てまして、大体、一級河川については十二年の間、また二級については十五年の間に水害をなくしよう、こういうふうな長期計画を立てたわけであります。私はそれを見まして、 この調子で進めば非常にけっこうだというので、ほっとしたというふうな心境になっておったのであります。
○岡本委員 これは前の委員会で、建設大臣にも私申しておったことでございますけれども、政府が——政府よりも、建設省がいま考えておる治水水系計画、さらにまたその最初の五カ年の新五カ年計画にいたしましても、進捗率の中で、河川事業とダムと砂防事業と三者の間に非常に大きなアンバランスがあるわけです。この資料をひとつ見ていただきたいと思うのです。
それからそういうふうな治水水系計画として、政府のほうでは八兆三千億というものをお考えになっておられるようでございます。この八兆三千億において大体九分どおり日本の治水計画はでき上がるのだ、こういうことでございます。その十五年の計画の中の最初の五カ年計画として、新五カ年計画一兆四千五百億を今度予算要求するのだ、こういうふうな御意向のように承っております。
建設省は昨年治水水系計画を発表された。一級については十二年、二級については十五年でもって大体九〇%の治水効果をあげたい、こういうふうな治水水系計画をあげておられます。それが治水施設のあるべき姿であるというふうに銘打っておられるのです。
したがって、農林省としてはそういうふうな状況だから、いまの湛水もある程度やむなしとして、湛水排水事業を行ないつつ開田をやっていくというようなお話でございますが、しかしながら、これから少なくも十三カ年の治水水系計画をもってして、全国の河川の洪水をなくしよう、こういうふうな雄大な規模をもって、いま治水事業を始めようとしておる。
それから第二として、いただきたいのは、治水水系計画の具体的な内容を、それも私の知っている河川について理解しやすいように、淀川、由良川、木曽川、石狩川、それから筑後川、この五つの川について、治水水系計画をわかりやすく説明をしていただきたい。それが資料要求です。