2013-06-04 第183回国会 参議院 国土交通委員会 第8号
以前もここでは川をなだめるというのが日本の河川工学の基本的な考え方であるということを申し上げましたが、川底を掘るか、川幅を広げるか、堤防を上げるか、遊水地を造るか、そして放水路という新たなものを造るか、そしてダムというものを適所に配置をするという、総合的な治水作業というもののトータルな形というものが治水の基本であるというふうに思っております。
以前もここでは川をなだめるというのが日本の河川工学の基本的な考え方であるということを申し上げましたが、川底を掘るか、川幅を広げるか、堤防を上げるか、遊水地を造るか、そして放水路という新たなものを造るか、そしてダムというものを適所に配置をするという、総合的な治水作業というもののトータルな形というものが治水の基本であるというふうに思っております。
その一つの理由の中に、えさのないところにけものも鳥もいなくなるというのはこれはもう自然の摂理でございまして、そのえさのなくなっているという一つの状況の中に治山治水作業の工法の問題がある。
以上要するに今日の悲惨なる東北、關東等における水害は、もはや應急的復舊工事のみでは棄ておけぬ重大問題でありまして、これが對策としては、政治家と技術者が一體となつて、現代化学の粋を集めて、誠心誠意土地の緑化、砂防、ダム建造等の治山治水作業を徹底的に敢行するほかはありません。