2000-04-14 第147回国会 参議院 本会議 第16号
建設省は来年度から国土交通省となる予定ですが、治山行政と治水行政の縦割りの構図は変わりません。 自然環境との調和という世界の潮流とも言える河川行政の実現のためには、省庁の枠組みを超えた積極的な取り組みが必要であります。この点について政府はどのようにお考えなのか、お聞かせいただきたいと思います。 終わりに、いまだもって入院されています小渕前総理の一日も早い回復を心から祈念申し上げます。
建設省は来年度から国土交通省となる予定ですが、治山行政と治水行政の縦割りの構図は変わりません。 自然環境との調和という世界の潮流とも言える河川行政の実現のためには、省庁の枠組みを超えた積極的な取り組みが必要であります。この点について政府はどのようにお考えなのか、お聞かせいただきたいと思います。 終わりに、いまだもって入院されています小渕前総理の一日も早い回復を心から祈念申し上げます。
○秋山政府委員 保安林の内容の整備につきましては、一般民有林につきましては、これまで保安林の改良事業であるとか、重要水源地域の総合治山事業であるとか、治山事業、水源林造成事業、いろいろの方策助成をしてまいっておりまして、内容的に奥地の保安林が整備されてきておりますことは、私どもはそれなりの治山行政の成果だというふうに考えております。
治水砂防行政事務と治山行政事務との連絡調整についてという通達がございまして、これに基づきまして毎年定期的に砂防治山の連絡調整会議というのを設けまして、森林の伐採の事故対策等を勘案しながら会議をやりまして、これからの工事その他についていろいろ対策について協議をやりながらやっているわけでございます。
道路行政が先駆したことは非常にけっこうだったんでありまするけれども、だからといって、治水治山行政がおくれていいというものじゃなかったんでありまするが、今度の――特におなくなりになった方々を調査いたしますると、治山治水がおくれておったがために、たくさんの犠牲者を出したということは何人にも首肯できることなんでありまするから、治山治水事業というものは建設省であるとか、農林省であるなどといって分けないで、やっぱり
しかし、四十年の山梨県の足和田の災害等を見てみますと、私はそこに、そのような立場からすれば、非常に問題が残っておるのじゃないかという気がいたすわけでございまして、まあ足和田を、現地を見させていただきましたけれども、やはりどうしても治山行政と砂防行政というのはほんとうに連絡を密にしてひとつ今後やってもらわなければいかぬと思うわけでございます。
離島といえども人命の尊重には変わりないので、離島でも何方という人が住んでおるわけですから、やはりこういったことが起きた場合には非常に大きな社会問題、政治問題にも発展する問題でありますから、そういった意味では、現在のような考え方以外に、離島に対しては、特にこれは道路行政、治山行政、治水行政、全部おくれておるわけですから、そういった意味では離島振興法あたりを適用して、もっともっとそういった方向でも、離島
それから調査官の派遣につきましては、林野庁における治山行政は指導部の治山課が所管いたしておりまして、今回の災害の発生に伴いまして、太田参事官から先ほど報告いたしましたように、治山課長以下関係担当官を被災地に急遽派遣いたしておる現況でございます。その点、あしからず御了解いただきたいと思います。
あるいはまた治山行政と治水行政との間には、総合性、関連性を持たしてもらいたい。こういうふうな幾つかの項目をあげて大臣にお願いしておいた。その一番大きな第一に私がお願いしておきましたことは、治水第一主義ということについて、どうも今度の河川法の中にはそれが明らかにされておらないように思うのです。
すなわち、特に重要な河川につきましては、森林計画の樹立、保安林管理等の治山行政、砂防工事、地すべり対策等も含めた総合計画がなされておらないということは、重大な失政といっても過言ではないと思うのであります。
そこで総合的に林政、すなわち治山行政をやつておりましたけれども、これが四つにわかれた。そこで行政対象としては、一つの局であつても青森や秋田の営林局よりも多いのであります。
洪水量の桁違いとなつたのは、山が荒れて水と砂が一緒に流れて来るためであり、治山行政の面において欠くるところがあつたがためであります。この頃の河川の氾濫は、水ばかりではなく、降雨に伴う水と砂が一緒に流れて来るということ、河床の上つたということであります。利根川を例にとつてみましても、栗橋において洪水量の約四割、更にその下流の取手において約二割前後の土砂が含まれております。
治山行政をよりよくいたして、現在に即應した河川行政の基本だけは立てられなければならぬではないかという意見を、私はお伺いしておるわけであります。しかしそれは、過去における規模においてもその復旧がなかなかやれない。