1957-04-23 第26回国会 参議院 農林水産委員会 第32号
一応私どもの方といたしましては、保温折衷苗しろのいわゆる油紙代の費用と、まだそれにも行きません簡易苗しろと申しまするか、防鳥網を設置するこの簡易的なものと、二つを対象といたしておりましたが、防鳥網の方の簡易苗しろの方は、これは改良資金の方で何とかするということが本筋でありますので、この際保温折衷苗しろを全面的に一つ奨励して参る。
一応私どもの方といたしましては、保温折衷苗しろのいわゆる油紙代の費用と、まだそれにも行きません簡易苗しろと申しまするか、防鳥網を設置するこの簡易的なものと、二つを対象といたしておりましたが、防鳥網の方の簡易苗しろの方は、これは改良資金の方で何とかするということが本筋でありますので、この際保温折衷苗しろを全面的に一つ奨励して参る。
これら早期栽培は県下で百七十町歩に達しているようでありますが、いずれも好成績でありますので、極子代、油紙代、農薬代の補助のほか、早植えの極子は、是非農林省で確保し、斡旋配給してもらいたいとの要望がありました。 続いて岡山に参りまして、直ちに県庁に向い、県下の六月、七月の災害状況並びに作況病害虫防除状況等を聴取いたしました。
それから保温折衷苗代では十五万町歩栽培に必要な苗代千五百万坪に必要な油紙代を補助して行く、こういうような考え方になつております。この温床苗代なり、保温折衷苗代の効果として一つの非常に大きい部面は、栽培期間が相当短縮されるということが一つの特徴であります。つまり收量が殖える、健苗の育成によつて收量が殖えるばかりでなく、栽培期間が短縮されるということが一つの利点であります。
でこの油紙が一反歩に要する苗代を十坪と考えまして、一坪当り六、七十円かかるのですから、一町歩に対する油紙代が六千円くらいかかるのであるが、その費用を助成することを歎願しておる。これは農民は一方では金詰りで、それがみずからできない。それから一般の農民はこれがまだどれだけの価値があるか分らん。従つて政府はその実際を農民に広く示すために、この紙の助成をして、そうして実物教育でもつてこれを拡める。