2009-03-17 第171回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
当時のペルシャ湾の状況でありますが、ちょうど真夏の時期であり、最高気温が五十度、クウェートの油田火災のばい煙、砂漠からの砂じん、海中の有害生物、浮遊機雷等、劣悪な環境でありました。こうした環境の下で長期間にわたり機雷処分という危険な作業に従事していたわけでありますから、隊員たちは大変に苦労をしました。派遣部隊の隊員の平均年齢は三十二・五歳、二十歳前後の若者が五十名乗り組んでおりました。
当時のペルシャ湾の状況でありますが、ちょうど真夏の時期であり、最高気温が五十度、クウェートの油田火災のばい煙、砂漠からの砂じん、海中の有害生物、浮遊機雷等、劣悪な環境でありました。こうした環境の下で長期間にわたり機雷処分という危険な作業に従事していたわけでありますから、隊員たちは大変に苦労をしました。派遣部隊の隊員の平均年齢は三十二・五歳、二十歳前後の若者が五十名乗り組んでおりました。
これは、例えばチェルノブイリの原発事故あるいは湾岸の油田火災というような事故の場合にもあらわれるわけですが、事故が発生したといいますかそういう環境汚染のもとが発生した地点と、それから実際起こる環境の被害というものが必ずしも同じところじゃなくて広がっている、あるいは場所が離れておって、越境的効果と言うのがいいかと思いますが、そういう現象がいろいろふえているということが一つございます。
クウェートは上空から視察をしたということもあったようでありますが、地上におりてつぶさにこの油田火災の実態を見たという調査はないようであります。この点、クウェートのこの油田火災の実情についてどのようにこれから把握されるおつもりか、環境庁長官、お答えいただきたいと思います。
これは油田火災ですとかあるいは油を流したりして海洋汚染が進行するとかいろいろな問題が出てきたわけですが、こういったような問題、恐らくこれは気象変動にもつながってくると思います。
そして、対象のテーマとして、流出原油の防除対策、海水淡水化施設の保護、石油精製施設の保護、油による汚染の拡散についてのシミュレーション、クウェートにおける油田火災による大気汚染の影響調査、それから大気汚染にかかわる気象予測、野生生物保護、魚介類等の環境影響調査、こういうものがテーマとして挙げられております。
油田の火災事故というのは、本体に火がつきますとなかなか消すのが技術的に大変でありまして、油の量自体は今サウジの増産等で確保されておりますけれども、戦争終結後の復旧作業ということになりますと、この油田火災がかなりの障害になってくるのじゃないかと思うのであります。この消火作業等なかなか大変になってくると思うのですけれども、この情報は通産の方あるいはエネ庁の方で入っていますでしょうか。