2014-10-15 第187回国会 衆議院 国土交通委員会 第2号
そして、牧之原の西原市長は、戦後、電力会社のダムが大井川に幾つもできて、川は河原砂漠となりました、だが、粘り強い住民運動で、やっと毎秒〇・四三トンの本流に戻せた、しかし今回は毎秒二トンが減る、それで済むのか、JR東海は毎秒二トン減っても減った分を本流に戻すと言いますが、どんな方法が果たして可能なのか、私なら失った水をまた水に戻すなんてできないと。
そして、牧之原の西原市長は、戦後、電力会社のダムが大井川に幾つもできて、川は河原砂漠となりました、だが、粘り強い住民運動で、やっと毎秒〇・四三トンの本流に戻せた、しかし今回は毎秒二トンが減る、それで済むのか、JR東海は毎秒二トン減っても減った分を本流に戻すと言いますが、どんな方法が果たして可能なのか、私なら失った水をまた水に戻すなんてできないと。
たった一本の川に十八ものダムがつくられていて、そして河原砂漠がずっと続いている、日本一の暴れ川と言われた、越すに越されぬ大井川と言われた川に全然水がないということで。この水がないということは電力ダム群で、この流域の住民たち、川根町、中川根、本川根町では無水地帯が広がっているということですね。当然ダムがあると川が砂を運んでこないから砂浜も著しく減少している。
だから、これはもう河原こじきではなくて河原砂漠ですよね。川が川でなくなってしまっている。 確かにこれは、建設省が言っているように、川というものは鉱物というのですけれども、鉱物そのものになってしまっている。これは建設省にとって予定どおりのことなのか、あるいは、政府の河川法改正の中には環境の保全ということが書いてあるけれども、この法律で川に生きた水が流れるようになるのかどうなのか、大臣。
これは共産党で発行している「グラフこんにちは」という写真雑誌にたまたま載っておるのですが、実に一滴の水もない河原砂漠、こういう状況になっております。 しかも、塩郷堰堤の構造は、中川根町の昭和三十三年一月一日の広報「中川根」によりますと、河床の岩盤に久能脇発電所からの導水管が直接設置され、そしてその上に堰堤及び橋が建設されるという構造になっている。