1973-06-06 第71回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第8号
まず沖繩返還協定の採決の際に国会において「非核兵器ならびに沖繩米軍基地縮小に関する決議」が行なわれたことは、列席の皆さまには御承知いただけた問題だと思います。そのとき趣旨説明をされたのは現在の特別委員長の浅井美幸氏でございます。 その決議の際に、「非核兵器ならびに沖繩米軍基地縮小に関する決議」として、その第二項として、「政府は、沖繩米軍基地についてすみやかな将来の縮小整理の措置をとるべきである。
まず沖繩返還協定の採決の際に国会において「非核兵器ならびに沖繩米軍基地縮小に関する決議」が行なわれたことは、列席の皆さまには御承知いただけた問題だと思います。そのとき趣旨説明をされたのは現在の特別委員長の浅井美幸氏でございます。 その決議の際に、「非核兵器ならびに沖繩米軍基地縮小に関する決議」として、その第二項として、「政府は、沖繩米軍基地についてすみやかな将来の縮小整理の措置をとるべきである。
昭和四十六年十一月二十四日に衆議院本会議において、「非核兵器ならびに沖繩米軍基地縮小に関する決議」、「政府は、核兵器を持たず、作らず、持ち込まさずの非核三原則を遵守する」という決議が行なわれております。これに対して、佐藤内閣総理大臣発言として、非核三原則は政府が従来堅持をしておるものでございまして、将来とも堅持をしていくものである。
○田中内閣総理大臣 御承知のとおり、四十六年十一月二十四日衆議院本会議においては、非核兵器ならびに沖繩米軍基地縮小に関する決議の中で、「政府は、核兵器を持たず、作らず、持ち込まさずの非核三原則を遵守するとともに、」云々という決議がなされております。それから、四十六年十一月二十四日が衆議院の本会議でございまして、その本会議において佐藤総理大臣が明確に述べております。
この沖繩米軍基地縮小に関する決議には、「政府は、沖繩米軍基地についてすみやかな将来の縮小整理の措置をとるべきである。」こうなっておるわけてあります。いま、その措置がとられたかどうか、とる意思があるかどうか私はお伺いしたい。 つまり、もう返還されてからだいぶ日がたって、そしてその後の沖繩における基地の整理縮小の状況は、縮小とか整理とかいう段階ではなくて、ほとんど現状維持にその後はとどまっておる。
さらに、現在なお多くの基地において拡充強化が行なわれている実情にあっては、衆議院における非核兵器並びに沖繩米軍基地縮小に関する決議を順守すると言われた佐藤総理のことばを残念ながら全面的に信ずることはできないのであります。加えて、本土における核兵器及び毒ガス存在の証拠はますます国民の政府に対する疑惑を深めております。
そこで関連いたしまして、十一月二十四日の衆議院における本会議で非核兵器並びに沖繩米軍基地縮小に関する決議をしておられます。その決議の第二項に関連いたしまして、「政府は、沖繩米軍基地についてすみやかな将来の縮小整理の措置をとるべきである。」ということが決議されております。
その次に、衆議院においてすでに採択されました非核決議並びに沖繩米軍基地縮小決議についてのお尋ねがありましたので重ねて決意を申し述べたいと思います。政府は、非核三原則を順守することをあらためて厳粛に声明するものであります。また、返還時に沖繩の核抜きがさらに明らかとなるよう適切な措置を考究したいと存じます。
○田澤委員長 次に、決議案の取り扱いについてでありますが、去る二十二日、日本社会党から、非核武装決議案及び沖繩の非軍事化決議案が提出され、いまだ議院運営委員会で協議されない段階において、二十四日の本会議に、自公民三党から、非核兵器ならびに沖繩米軍基地縮小に関する決議案が提出され、これが可決されたことは、従来の決議案の取り扱いに関する慣例にない異例のことであることを認識し、今後は従来の慣例を順守することを
非核三原則を順守することは、私がこれまでも繰り返し繰り返し申し述べてきたところでありますが、このたび、衆議院における「非核兵器ならびに沖繩米軍基地縮小に関する決議」が採決されるにあたり、政府として非核三原則を順守する旨をあらためて厳粛に声明した次第であります。核問題についての国会における真剣な審議、その良識を尊重したものであることを御認識いただきたいと思います。
そこで、議長及び副議長は、この点に着目し、高度の政治的配慮から、事態収拾の労をとられ、議長あっせんによる異例の幹事長、書記長会談の開催を要請し、非核兵器ならびに沖繩米軍基地縮小に関する決議を本院において議決し、核と基地に対する不安を取り除くことによって事態の解決をはかろうとしたのであります。
(拍手) 先ほどの提案者の説明によりますと、不信任のおもな理由は、沖繩協定特別委員会において審議を終了した沖繩返還協定の取り扱いについて、船田議長が櫻内委員長の報告を正当と認め、当該委員会に差し戻さなかった点、及び一昨日の本会議において、非核兵器ならびに沖繩米軍基地縮小に関する決議を議長職権で行なったことは不当であり、許せないということのようであります。
第二 琉球諸島及び大東諸島に関する日本国と アメリカ合衆国との間の協定の締結について 承認を求めるの件 ————————————— ○本日の会議に付した案件 日程第一 昭和四十六年度分の地方交付税の特 例等に関する法律案(内閣提出) 日程第二 琉球諸島及び大東諸島に関する日本 国とアメリカ合衆国との間の協定の締結につ いて承認を求めるの件 非核兵器ならびに沖繩米軍基地縮小
○議長(船田中君) 塚原俊郎君外五名から、非核兵器ならびに沖繩米軍基地縮小に関する決議案が提出されました。 本決議案は、提出の要求のとおり委員会の審査を省略して議事日程に追加するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
非核兵器ならびに沖繩米軍基地縮小に関する決議(案) 一、政府は、核兵器を持たず、作らず、持ち込まさずの非核三原則を遵守するとともに、沖繩返還時に適切なる手段をもつて、核が沖繩に存在しないこと、ならびに返還後も核を持ち込ませないことを明らかにする措置をとるべきである。 一、政府は、沖繩米軍基地についてすみやかな将来の縮小整理の措置をとるべきである。 右決議する。