1979-04-27 第87回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
○上原委員 従来御答弁があったのとさほどかわりばえいたしませんか、要は、新しい沖繩県政がどういう対策をとるのか。これまでの県庁はずっとこの点要求して、実際に前県政がそういった調査もやって結果も出ているわけですよ。これをうやむやにするのなら、これはどっちもどっちですね。われわれはそういうことを注目しておきたいと思う、政府の態度を込めて。
○上原委員 従来御答弁があったのとさほどかわりばえいたしませんか、要は、新しい沖繩県政がどういう対策をとるのか。これまでの県庁はずっとこの点要求して、実際に前県政がそういった調査もやって結果も出ているわけですよ。これをうやむやにするのなら、これはどっちもどっちですね。われわれはそういうことを注目しておきたいと思う、政府の態度を込めて。
○馬場(猪)委員 長い占領期間もあり、そしてその以後の制約もあって、県独自でなかなかできがたいこともあると思いますし、国自体が積極的に援助をして、ただでも経済的にも立ちおくれておりますし、あるいはまた失業率も非常に高いと聞いておりますが、今後の沖繩県政に対する積極的な国の援助というものをひとつ期待いたしまして、要望いたしておきたいと思います。
おくれを取り戻して、むしろおつりがあるくらいの愛情のある政治が沖繩県政の上には必要であると思うのです。その沖繩県民のあの戦争の痛手、余りにも大きく受けた方々に対する措置として、われわれなお戦後が終わっていない感じを受けた先般の沖繩県の視察で、この駐留軍あるいは自衛隊の用地の中でまず何よりも大事なことは、この地籍を明確化しておかないとその次の措置ができない。
私はそういう事態を望みませんし、沖繩県政というのはいままで本当に県民の素朴な感情を生かし、その要求を育てることによって成立してきたすばらしい県政だったと評価していますが、これに衝突してできるものではないと私は思う。しかも、三十年前の苦しみ、そして三十年間のこの中間の苦しみというものを考慮する姿勢が行政の方にあってしかるべきではないかと思う。
○国務大臣(坪川信三君) 非常に重要な問題でもあり、先ほどから喜屋武委員の真摯な御討議等も十分傾聴いたしておるわけでございますが、私は沖繩の開発庁長官といたしまして、緊急になされなければならない大きな問題は、物価対策、緊急医療体制の確立、基地の整備縮小、これが沖繩県政の最も当面する重要課題でもあり、日本本土政府といたしましても、これに取り組むということが非常に重要な問題であろうと、私は私なりに使命感
国務大臣(坪川信三君) 喜屋武先生御指摘になりました問題でございますが、やはり二十七年間異民族のもとにおいて施政が行なわれていたことからくる本土との制度の切りかえが、復帰十一ヵ月を経過いたしておりますけれども、そうした点において、やはり二十七年間の、いま申しましたようなお気の毒な時代であって、そして、おかげで復帰いたしましたが、まだ復帰後十一ヵ月というようなことからくる、沖繩開発計画の上においても沖繩県政
そういうことでございますので、沖繩県政なり市町村の行政の運営上いま一番必要なことは、繰り越し事業を早く仕上げまして、新たな開発振興事業に積極的に取り組む体制を固めていく、これがまず第一ではないだろうかと、かように思います。 それから第二に財源の問題でございますが、地方交付税は八月決定いたしまして、県及び市町村に配分をいたしました。
そしてまた、沖繩県政といたしましては、復帰に対するいろいろなむずかしい仕事、復帰後におけるいろいろな困難、さらにこれから開発に向かってのいろいろなことを策定しなければならぬ、選挙直後の問題でございまして、その時期的にも、長官からそのような批判を受けるということについては率直に受け入れられるものがない、これは無理もないことであります。
○山崎昇君 そこで、長官、私ども直接聞いたわけではありませんからわかりませんが、新聞報道によれば、あなたが帰ってこられて閣議に対していろいろ報告があったようでありますが、その中で、沖繩の地方行政の姿は問題が多い、行政能力以前の、自治体としての意欲の問題である、今後、自治省と協力して指導を強める、こういうことが閣議になされまして、かなり何か沖繩県政についての批判が行なわれたと報道されているのです、私どもこれ
私は、考えますのに、沖繩では麻薬関係の事柄は、知事の職責のあれではありませんが、沖繩県政としては、私は麻薬と売春というものが内地の知事よりも特に意を用いてやらなければならぬことであるし、またそうであろうと思います、権限のあるなしにかわらず。したがって、知事を中心にいたしまして麻薬と売春というものが、少なくとも内地程度になるように努力をしてもらう。
(拍手) また、筆舌に尽くしがたい辛酸をなめてきた沖繩百万県民に対し、御苦労に報いるためにも、一日も早く円滑な復帰を実現して、明るく、豊かで、平和な沖繩県を建設することが総理に課された使命であると信ずると述べておられますが、明かるく、豊かで、平和な新生沖繩県政の青写真と財政需要の見通しをどう持っておられるか、その内容を具体的に示してもらいたいのであります。
工事中のものはそれを途中でとめているというような状態は、これではいけないと思って決断をしたわけでありますから、概念的にいいますと、本土から援助しておる、本土からの沖繩対策費で組んであるあの金額はそのまま沖繩に渡しますから、したがって、ある意味ではそこに六%の沖繩県政に対する本土側の対策費というものも、現地におけるドルに対する価値というものはそれだけ高まっているとも言えるわけですけれども、その中で消化
しかし沖繩県政の中の部長、課長というものには適格でない者も出てくるであろう。それはごくわずかの特別職を中心にした人たちであって、一般の公務員においては、その意味における本土復帰に対する心配というものはおおむねないと私は思っておるわけでございます。
その、国のサービス行政というものは、これはほとんどが県政事務になるわけですけれども、しかし、国自身がやるべき事務の中の住民サービス業務は、なるべく、先ほどもお話がありましたように、距離も遠い沖繩のことでありますから、国のほうで現地でまとめて処理できるような機構というものが、できれば必要であろうと私は思っているわけですけれども、それが琉球、沖繩県政の自主性をそこなうようなものになってはならない、これはもう
いわば今後の沖繩県政に対する国の配慮というのも、今回の交付税の措置によって配慮をするということを見ますと、私は国の姿勢すら非常に疑いたくなるという気持ちもするわけであります。それだけの財源があれば、三百億の本年度の貸した分を返すのを減額しましても、当然国の予算の中から補正予算のかっこうで配慮すべきである。