1977-04-12 第80回国会 参議院 予算委員会 第19号
○政府委員(吉岡孝行君) 沖繩の米軍提供基地の問題につきまして、特に沖繩本局の基地につきましては戦時中、旧軍が買収した当時の資料が戦禍により滅失しているという関係上、沖繩復帰後、国会でもしばしば御議論があったわけであります。われわれとしては、それで昭和四十八年以来いろいろな面の調査をやってきておるわけであります。
○政府委員(吉岡孝行君) 沖繩の米軍提供基地の問題につきまして、特に沖繩本局の基地につきましては戦時中、旧軍が買収した当時の資料が戦禍により滅失しているという関係上、沖繩復帰後、国会でもしばしば御議論があったわけであります。われわれとしては、それで昭和四十八年以来いろいろな面の調査をやってきておるわけであります。
特に、このバスの車齢これを調べてみますと、沖繩本局においては平均が八・一歳その他の離島では何と十四・五歳、宮古群島では十二・二歳、八重山では十一・一というように、たいへんな老朽バスが走っているわけであります。離島の平均は何と十一・二年でございますから、本土では想像もできない老朽バスが走っているということになる。本島と先島を平均いたしましても、平均車齢は八・四年になっている。
私は、この際申し上げておきたいのでありますが、沖繩本局においては、軍用として接収している地域は一一・七%であります。しかも、その中で軍用道路は百十九キロに及ぶといわれておりますが、このような長距離にわたる道路がことごとく軍用地である、あるいは軍事基地であるとして認められるならば、これは沖繩の住民福祉に対するきわめて重大な侵害であると信ずるのであります。
しかしながら、技術的に申しますというと、沖繩本局の場合と周辺の場合とその程度、方法あるいは時期というふうな問題につきまして、今後十分検討してまいらなければならない問題がございますので、御趣旨の点十分尊重いたしまして、今後慎重に検討してまいりたい、こう思っております。
調査団は、三月二十二日那覇に到着委員会議録第十二号いたしましてから、四月十一日までの間、沖繩民政部、琉球政府及び県民、よた沖繩復興のために協力いたしております内地の業者等の各方面から絶大はる支援を得まして、主職場でありました島尻地域を初めとして、全沖繩本局、それに伊江島慶良間群島等、戦鬪の起りました離島をも踏査いたして参つたのであります。