1979-04-27 第87回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
だから沖繩差別と言うのです。冗談じゃないですよ。 次は、ガソリン問題についてきょうはお尋ねしてみたいと思うのです。いまの件とも関連があると言えばあるわけですが、最初に開発庁にお尋ねしたいことは、たしか一九七二年だったと思うのですが、沖繩の物価対策について閣議決定したことがございますね。
だから沖繩差別と言うのです。冗談じゃないですよ。 次は、ガソリン問題についてきょうはお尋ねしてみたいと思うのです。いまの件とも関連があると言えばあるわけですが、最初に開発庁にお尋ねしたいことは、たしか一九七二年だったと思うのですが、沖繩の物価対策について閣議決定したことがございますね。
(拍手) 一九七二年、沖繩の施政権が日本政府に返還されて以来、政府・自民党が行ったことは、ただ一つ、広大な米軍・自衛隊基地の永久使用を可能とするために、徹底した、そして考えられる限りの沖繩差別政策をとり続けてきたということであります。そして、その先兵となって沖繩県民に敵対したのが防衛庁であったのは、紛れもない事実であります。
その暫定期間経過後も反戦地主の土地財産を引き続き取り上げておくために立案されたのがほかならぬ政府の基地確保立法であり、現在の暫定使用法の沖繩差別、強い違憲性をそのまま引き継ぐものと言わねばなりません。
その暫定期間経過後も、反戦地主の土地財産を引き続き取り上げておくために立案されたのが、先ほど説明された政府の基地確保新法であり、現在の暫定使用法の沖繩差別、強い違憲性をそのまま引き継いでおるものと言わなければならないと思うのであります。
さて、世界人権宣言規約の問題について御質問をさせていただくわけでありますが、部落差別を初め沖繩差別あるいはアイヌ差別、職業差別、障害者に対する差別や男女の差別、本当にわが国社会は先進国だと言われながら国内に多くの差別が満ち満ちておるわけであります。同時に、外国人に対して差別が余りにもひど過ぎるのではないか。先進国中で一番差別的であると言っても過言ではない、このように思うわけであります。
すなわち、「憲法違反とは思わないが、まだまだ本土との差があることは認めざるを得ない」「私有権を強権によって収用することは認めなければならない、これは基地の現状を変えないように処置するところに問題がある」「公共の用だから、がまんしろとは言えない、憲法の精神から見てもよくない」等、沖繩県民の人権、財産権の尊重が、この法によって本土並みに尊重するとは言えず、沖繩差別のあることを総理みずから発言されているのであります