1971-11-09 第67回国会 参議院 本会議 第9号
のみならず、沖繩県民のドルショックの打撃は甚大であるばかりか、干ばつ、台風による被害も忘れられたのか、沖繩対策予算については全く貧困な措置で、沖繩県民の期待を大きく裏切っております。 さらに、中国の国連復帰という世界的な政治、経済の展望を失った佐藤内閣の対米依存の経済外交の行き詰まりは、いまさら申すまでもありません。
のみならず、沖繩県民のドルショックの打撃は甚大であるばかりか、干ばつ、台風による被害も忘れられたのか、沖繩対策予算については全く貧困な措置で、沖繩県民の期待を大きく裏切っております。 さらに、中国の国連復帰という世界的な政治、経済の展望を失った佐藤内閣の対米依存の経済外交の行き詰まりは、いまさら申すまでもありません。
最後に、特に沖繩対策予算について指摘しなければなりません。 沖繩県民は、いまや干ばつ、台風による被害に加え、ドル・ショックのダブルパンチを受け、生活の危機にさらされております。これに対する政府の援助は全く不十分で、経済的琉球処分を許すなと怒りの声があがっております。
沖繩対策予算の貧困については、全く期待はずれであり、現地沖繩県民の失望は大きなものがあります。沖繩は干ばつ、台風による被害に加え、ドル・ショックによってダブルパンチを受け、いま大きな不安にさらされ、本土政府の大幅な援助が切望されているのであります。 次に、指摘しなければならぬことは、国債発行に対する政府の態度についてであります。
しかるに、政府の沖繩対策予算は、当初要求の半分に値切ってしまっているのであります。これでは政府の沖繩問題に対する取り組みの姿勢を疑わざるを得ないのであります。