1978-10-13 第85回国会 参議院 決算委員会 第2号
○国務大臣(服部安司君) 沖繩の立場に理解と誠意を持っているかという御質問でありまするが、はなはだ失礼な言い分ですが、私は特にこの沖繩同胞の立場に立って、特に一例を挙げると、郵政政務次官時代は、喜屋武先生も御存じだと思いまするが、当時の米軍キャラウェーさんと渡り合って、ラジオ、テレビのマイクロの開設、先島の施設、米軍施設内に入れる、入れぬの大騒ぎで、最終的に民政官に移管になって、説得して、私みずから
○国務大臣(服部安司君) 沖繩の立場に理解と誠意を持っているかという御質問でありまするが、はなはだ失礼な言い分ですが、私は特にこの沖繩同胞の立場に立って、特に一例を挙げると、郵政政務次官時代は、喜屋武先生も御存じだと思いまするが、当時の米軍キャラウェーさんと渡り合って、ラジオ、テレビのマイクロの開設、先島の施設、米軍施設内に入れる、入れぬの大騒ぎで、最終的に民政官に移管になって、説得して、私みずから
(拍手) 太平洋戦争末期の沖繩上陸戦で、日本軍国主義者の手によって悲惨な全滅戦に駆り立てられ、わずか三カ月間に二十万の生命を失った沖繩同胞は、戦後本土から切り離され、アメリカの直接の軍政のもと、社会秩序がことごとく破壊し尽くされたのであります。凶暴な人権侵害、基地の建設のための無法な土地強奪、まさしく言いようのない圧迫と専制で苦しめられながら沖繩県民は闘い続けてきたのであります。
と述べられ、そして、「戦中、戦後を通じて大きな犠牲を払ってきた沖繩同胞の苦悩を忘れることなく、平和で豊かな県づくりに全力を挙げ、沖繩を緑の島としての環境を保持しつつ、その開発と発展を図り、県民の福祉の向上に最大の努力を傾ける」などと約束されたことであります。
しからば日本側が三億二千万ドルの中に七千五百万ドルはイヤマークして、沖繩同胞の労務者の解雇のために、人道的な、これは屈辱的であるけれどもやむを得ないからそうやっている。私はそういうことはあってもしかたがない。
(拍手) また、総理は、沖繩同胞の大きな犠牲に言及し、この苦悩を忘れてはならないと述べましたが、それならば、自衛隊の沖繩派遣に対する県民の根強い反対をどう見ているのか。あの沖繩戦で二十万の犠牲を出した沖繩県民が心から願う自衛隊派遣即時中止の要求を総理は踏みにじるつもりなのか、総理の所信を問うものであります。(拍手) 第二は、本土の沖繩化についてであります。
翌四十年沖繩現地を視察して、沖繩同胞の祖国復帰への切なる訴えを聞き、いよいよその決意をかたくいたしたのであります。自来七年余にわたりこの問題に真正面から取り組んでまいりましたが、ここに復帰の実現を見るに至りましたことは、まことに感慨無量なるものがあります。沖繩の祖国復帰は、一九六九年の日米共同声明並びに沖繩返還協定にあるとおり、核抜き本土並みの原則のもとにその実現を見るのであります。
翌四十年沖繩現地を視察して、沖繩同胞の祖国復帰への切なる訴えを聞き、いよいよその決意をかたくいたしたのであります。自来七年余にわたりこの問題に真正面から取り組んでまいりましたが、ここに復帰の実現を見るに至りましたことは、まことに感慨無量なるものがあります。(拍手)沖繩の祖国復帰は、一九六九年の日米共同声明並びに沖繩返還協定にあるとおり、核抜き本土並みの原則のもとにその実現を見るのであります。
沖繩同胞の労苦を思い、暖かく迎えたいと思います。 現下の内外の情勢は、きわめて流動的であり、多端なものがあります。この間に処して、外にあつては、世界の平和のため、内にあつては、国民生活の安定向上に、全国民が相協力して、今後いつそう努力することが必要であると思います。
はたしてこういう沖繩返還の問題で、死んだ沖繩同胞二十数万の霊が安まるでしょうか。浮かばれるでしょうか。こういう法案は、もっとほんとうに沖繩の心を心としてやっていただけないか。政党政派を超越した問題であり、人間の問題に触れているわけです。その辺をよく沖繩の心を十分に受けとめて、自他ともに相手の身になって行政、政治をしてもらわないと、どこかで一つの爆発が起こると危険であるということです。
最後に、現在ドル圏にある沖繩、この沖繩同胞がいよいよ復帰を前にして固定相場、一ドル三百八円、こういうことになりました、たいへんなショックを受けている、こういうことを御指摘になりましたが、私は、これにつきましては、先ほど山中総務長官から詳しくお答えをいたしましたが、私も、現在とっている政策、さらに対策、これをきめこまかくもっと精査して、そうして沖繩県民に不安なからしめることが私ども中央政府の大事な責任
反対理由の第一は、この協定の国会審議において示された政府与党の、議会民主主義のルールを無視し、沖繩同胞百万の心を踏みにじった強行採決の暴挙をあげなければなりません。
また、そうして、沖繩同胞の直接の声を聞かれたことは、本協定の審議にあたりましても必ず効果のあることだと思います。そうして、ただいま述べられたように、戦中戦後を通じてなみなみならぬ苦労を重ねてこられた現地の方々が、複雑な気持ちで今回の協定、それから復帰に直面しておられると、その心情も、ただいまのわずかな表現ではありますが、私にもわからないことはございません。
また同時に、その後、アメリカが永続的にこれを占領しておりましても、国際情勢の変化もあるし、だんだん戦中、戦後を通じてのわれわれ同胞――本土はもちろんですが、ことに沖繩同胞の復帰熱というか、これはたいへん強いものがある。そういうようなことで、やはりアメリカ自身も態度を変更せざるを得なくなった、こういうことではないだろうかと思います。
とにかく早く日本に施政権を返してもらって、そうして一億国民、沖繩同胞ともども明るく豊かな沖繩、平和な沖繩県づくりに邁進したい、これが私どもの念願であります。
また、沖繩同胞の自衛隊についての拒否反応と申しますか、それも私はわからないではございません。ただ、いま言われたように、戦前、戦中、戦後、それを通じて、やはりその間にできたものだと思います。 ただ、私は、この際に申し上げたいのは、かっての陸軍、海軍、空軍というものではなくて、今回の自衛隊は平和に徹した、いわゆる防衛、専守防衛のものでございます。
ただ、ここで私が申し上げたいのは、同じ日本人でありながら、敗戦というこの事実のゆえに米国の極東戦略上の犠牲下に二十六年間という長年にわたって異民族の統治のもとに放置されてきた沖繩同胞の心情を察するときに、この協定をそのまま承認することには大いに抵抗を感じざるを得ない、こういうことをまず率直に申し述べたいと思います。
そうして、これまた実情上、沖繩の特殊事情からいたしまして、移民その他でどうしても話のできないところがある、そういうときにこの法案が、法律が適用されると、こういうことでございますから、よほど実情は変わってくるんじゃないかと、かように思いますので、その点は、まず、話し合いがどこまで沖繩同胞に理解していただけるか、そういうところにあるんじゃないでしょうか。
したがって、わが党は、憲法擁護の立場から、現行法規を尊重し、平和と沖繩同胞の人権を守り、その財産を尊重し、復帰後の沖繩が、わが国の地方公共団体として本土の地方公共団体と差別なく、円滑な権能の運営により、地域社会の発展を期す上からも、重大な欠陥と不当性を持つこれら法案に断固反対するものであります。
米軍によって無理やり奪われた沖繩同胞の土地を、憲法違反の悪法によって再び強制使用させようとする冷酷無情な態度を改め、いまからでもおそくはありません、法案を撤回しで、沖繩県民の立場に立って早急に再交渉すべきであります。 沖繩同胞百万の心と日本国民の魂を踏みにじる政治は、決して長続きするものではありません。
沖繩は、過ぐる大戦において壊滅的な打撃を受け、戦後引き続き二十六年余の長きにわたり異国の施政権下に置かれ、その間、沖繩同胞は、われわれの想像に余る苦難の道を歩みつつ祖国復帰の日の一日も早からんことを願って、今日に至ったのであります。
沖繩は、過ぐる第二次世界大戦において、まさに壊滅的ともいえる大きな打撃を受け、しかもその後引き続き二十六年余の長きにわたり、異国の施政権下に置かれ、異民族支配のもとで、沖繩同胞は、われわれの想像を絶する苦難の道を歩みつつ、祖国復帰の一日も早からんことを願って今日に至ったのであります。
このことは必ず沖繩同胞にも強い印象を与えておることだろうと思います。私は、今後政府はもちろんのこと、与野党とも沖繩が異民族の支配下においてずいぶんおくれておる、その点を取り戻し、そうして豊かな平和な沖繩県づくりに協力すること、これが何よりも大事なことだろうと思います。
先ほど来言われるように、政府はいかにも米軍に対しては考慮しているけれども、沖繩同胞のこの苦しみについて、心では同情すると言いながら、何にも払っておらぬのじゃないか、こういうようなおしかりのことばも出ましたけれども、私は、施政権が日本に返ってくるという、これは何よりも一番大きな――ただいまの文化、教育についても本土と一体化するということで、ここに希望が持てる、かように私考えておりまして、これが私の力でできることなら
沖繩基地の軍事機能を文字どおり本土並みにすることによって沖繩同胞の悲願にこたえるばかりではなしに、私は外交のフリーハンドを強めて日本の国益を守らなければならぬと思います。アメリカは今日アメリカのために日本が都合よく動いてくれることは期待しても、日本を日米運命共同体とは考えておらないと思います。それは今日までのさまざまな動き、特に最近の動きを見ればよくおわかりと思います。
要するに、ニクソン・ドクトリンは沖繩基地をほぼ現状の線で確保するという政策のもとで、日本の、あるいは直接的には沖繩同胞の犠牲の上に進められている、あるいはその可能性を持っておる、そういうことじゃないでしょうか。つまり、沖繩基地の重要性を意識して、それでニクソン・ドクトリンが進められるという、これは間違いないと思います。さらに私はあとから論証いたしますが、この点を明らかにしていただきたいと思います。
○羽生三七君 そこで、いままでのずっと一連の総理の答弁をお聞きした場合ですね、あるいは衆議院の曾祢議員に対する答弁に関連をし、さらにこの沖繩返還協定に関連する沖繩同胞なりあるいは本土における多数の国民のいろいろな世論というもの、こういうものを何らかの形でこのニクソン大統領との会談の中で、軌道修正という形のものかどうかそれは知りませんが、何らかの形で新しい日米共同声明がどうせできると思いますから、その