2017-03-27 第193回国会 参議院 予算委員会 第17号
○国務大臣(石井啓一君) 産総研の地質調査総合センターですか、これの回答を御紹介いただきましたけれども、同研究所によりますと、沖積平野地下の地層は、場所により、特に河川や池、沼の分布によって沖積層の厚さが変わるという回答も併せて送付されていると私は聞いております。(発言する者あり)
○国務大臣(石井啓一君) 産総研の地質調査総合センターですか、これの回答を御紹介いただきましたけれども、同研究所によりますと、沖積平野地下の地層は、場所により、特に河川や池、沼の分布によって沖積層の厚さが変わるという回答も併せて送付されていると私は聞いております。(発言する者あり)
そもそも、我が国、国土の約七割が山地で、約一割が洪水による被害が起きやすい沖積平野となっております。しかも、この沖積平野に人口、資産が集中しているという特徴がございます。我が国は全国どこでも地震が発生し、特に南海トラフ地震や首都直下地震などの大規模な地震も想定され、都市部への影響も懸念されております。
しかし、我が国は国土の約七割が山、山地で、約一割が沖積平野となっております。しかもこの沖積平野に人口、資産が集中しているという特徴がございます。沖積平野というのは、元々河川が氾濫してできた土地であり、豪雨の際は災害による被害が起きやすいというところでございます。また、高度経済成長により、都市部周辺では人口増加に伴う宅地開発のため崖の近くまで開発が進んでしまったという経緯がございます。
○岩井茂樹君 地震の際には、液状化しやすいところというのは、沖積平野と言われているところが地震しやすい、軟弱地盤だということです。それの国土面積の割合は実は全国の一〇%を占める、人口比率では四九%、資産比率では何と七五%、そのような沖積平野にあるということです。
その日本の沖積平野、関東平野みたいなところで破堤させたら大変なことになるから。 元々、関東平野なんというのは川なんですよ、ああいう扇状地とか三角州なんというものは川の土砂が運ばれてできるんだから。人間が手を加えなかったらあっち行ったりこっち行ったりして、それで自然条件ができるので、それを人間が勝手に、荒川はここですよ、利根川はここですよって勝手に決めているんです、自然にとっては迷惑な話で。
大阪でも天保山を中心に二・八メートル沈下したところがありますが、この東京あるいは大阪、名古屋という大河川の沖積平野ではすべて地下水を過剰にくみ上げた結果、地盤沈下が、現在止まっておりますけれども累積のものが大きいというわけであります。 さて、この図は、東京の利根川にどれぐらいの雨が降って、そして一秒間に何立方メートル水が流れているかというわけであります。
我が国の人口の半分、そしてまた資産の四分の一は浸水被害を受けやすい沖積平野に集中しております。特に、東京湾を初め、伊勢湾また大阪湾など、三大湾ゼロメートル地帯、どこもゼロメートル地帯でございまして、そこに我が国の物流、産業機能等の中枢機能が高密度に集積をしているわけでございます。一たんそこで海岸災害が発生したときの影響というのは、これは大変甚大なものがあると思っております。
また、社会条件としては、日本の場合は沖積平野に非常に多くの人が住んでいるということから、洪水時に河川の水位より下になる。つまり、河川の洪水でつかる可能性のあるところに人口の約五割が住んでいると。それに対して欧米では大体一割というような言い方をされておりますので、そういうような自然条件、社会条件の違いがあるかなというふうに思っております。
これは十月の二十一日でしょうか、内閣府の方から揺れやすさマップなるものが発表されましたけれども、やはり内閣府ですから細かいところまで出ておりませんけれども、例えば七月二十三日、千葉を震源とする地震がありましたけれども、これ千葉市自身は震度四ぐらいであったんですけれども、東京の足立で震度五強になったというのがありまして、やはりこれ沖積平野みたいな部分はやっぱし揺れやすくなっているんだろうなというふうに
こういう中小河川であっても重要なものについてはそのような河川に位置付けていこうということでありまして、重要な河川として考えたその二千二百なりの河川というのは、我が国の重要なその沖積平野をある程度全体的にカバーできる河川の数ということで想定しているわけでございます。
○山本政府参考人 先ほどがけ地崩壊についての法律の例を出しましたけれども、法でどうしてこういうがけ地所有者が管理責任を有するというふうに規定されているのかなというのを私ども担当なりに理解をいたしますと、我が国の三十八万平方キロが置かれている自然条件、非常に斜面で急峻な山地か、あるいはそれを雨が削って川となって流れてつくった沖積平野か、この二種類でございます。
確かに、日本の地形、気象の特性としては、河川勾配が急である、あるいは集中豪雨が多発する、また、国土の一〇%である沖積平野に人口の五〇%と資産の七五%が存するという社会条件もあるとしても、余りの水害大国ぶりに、この国の治山治水はどうなっているのか、理解と予算が足りな過ぎるのではないかという思いに、一町長経験者としてはとらわれるのでございます。
日本というのは、いわゆる河川がつくった平野、沖積平野ですけれども、そこに五〇%の人間が住んでいて七五%の資産があると言われているわけです。川が流れて平野ができるということは、もともと水が流れていたところ、言いかえれば川だったところに住んでいるわけです。 ただ、水が来るといけないので、洪水のときでもできるだけ来ないようにしたい。言うならば、川を狭い範囲に閉じ込めてきた。
一七〇四年の中甚兵衛と一緒で、これは大変な、大阪という沖積平野の上に今日本第二の都市を築いている。もともと海だったし、もともと川だった。
大体どこへ住んでも同じような感じがありますが、日本の場合は狭いところを見つけて、さっき脇先生がお話しの沖積平野の上にみんな人が住んでいるような形でございます。 まさか温泉のすぐ上からああいうふうな形になるとは皆さんも思っていらっしゃらなかった。旅館が三十三軒ぐらいあると思います。
○中山国務大臣 我が国といたしましては、国土の一〇%の沖積平野に約五〇%の人口と、それから約七五%の資産が集中をしておりまして、河川の勾配が急峻で集中的な洪水が発生する一方で、短時間に降った雨がすぐに海へ流される、そういう地形でございまして、このため、治水対策や水資源の確保のためにはダム事業は根幹的な手法として、一般の平たんな外国の場合とは少し事情が違うのではないかというふうに考えております。
その一方で、我が国の土地利用の状況を見ますと、主要都市は洪水のはんらんによって形成された沖積平野、扇状地に発達しているところが多く、これらは潜在的に災害の危険な地域に位置しております。 日本がもともと急峻な山地、八割の山地をもって成り立っておる国であるところから、このような風土が何万年もかかって形成されて、地勢が形成されてくるということは、必然的にこのような災害を伴ってきた。
沖積平野に、一〇%の可住地域に五〇%の人口がいる。そして七五%の資産を有して集中して経済活動が行われておる。災害もあるわけでありますので、やっぱり強靱な国土にしていかなきゃならぬ。
そもそも太古の昔から、川の下流は、そのはんらんによって沖積平野ができる、何年かに一度やってくる洪水というものが養分をもたらし、土地に潤いを与えてよみがえらせる。だから、人々は川をふさぐという方法ではなくて、洪水があふれてくるということを前提にした治水の手だてをとってきた。そのごともこの答申に書いてあります。
それに対して我が国の場合は、一たん沖積平野に出た後は都市と水田が混在してあるという形でございますので、一線堤防で海まで全部守る、すべてのところが防御対象になる、そういう意味で大変難しい治水対策を迫られておるというのが実情でございます。
○説明員(土屋進君) まず、壊れない堤防を目標とするのではなくて二次災害を起こさない、こういうことでございますが、ちょっと御説明させていただきますと、日本の国というのは地形とか気象の自然的条件から非常に災害を受けやすいということは先生も御承知かと思いますが、その上に、昔から日本の国というのは河川のはんらんで形成されました沖積平野、そういうところで大変活発な経済あるいは社会活動が営まれてきているわけであります
たしか仁徳天皇ぐらいのときに茨田堤をつくって、そしてこの沖積平野をどんどん住めるように開拓をしていったというようなことがあります。 私の言いたいのは、日本の自然というもののあり方について、どうも専門の先生方のお話を聞くと、何かヨーロッパ風の、ああいう自然収奪型の産業でずっとやってきた国々と同じような感じのとらえ方もあるのじゃないかな。