1953-07-27 第16回国会 参議院 大蔵委員会 第26号
税率を前回の提案に比べてどうして下げたかという点が御質問の一つの要点のように思いますので、政府の考えていることを申上げさせて頂きますと、大体前回の状況から見ますれば、御承知のようにあの当時ブームの状況でもございましたし、従いまして万分の八、万分の二十という税率、決して高い税率と思わなかつたのでございますが、最近のその後のガラ、或いは最近の状況等から見ますと、どうも証券市場というものがかなり沈滞気味のような
税率を前回の提案に比べてどうして下げたかという点が御質問の一つの要点のように思いますので、政府の考えていることを申上げさせて頂きますと、大体前回の状況から見ますれば、御承知のようにあの当時ブームの状況でもございましたし、従いまして万分の八、万分の二十という税率、決して高い税率と思わなかつたのでございますが、最近のその後のガラ、或いは最近の状況等から見ますと、どうも証券市場というものがかなり沈滞気味のような
御承知の通り射倖心ということにも限度があろうと思いまして、より以上これを進めたいというような考え方は持つておりませんが、とにかく本法の趣旨が、戦後非常に圧迫を受けまして沈滞気味であります自動車工業の振興の一助となりますので、この大きなねらいにおきまして、他に起るべき弊害を極少に押えて行くことの努力は、当然払わなければなりませんが、ぜひとも本法案の成立によりまして、自動車工業の振興を、少くとも戦前の線