2002-11-12 第155回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
これまでの取りまとめによりますと、海水導入期間中は、調整池内では、塩分濃度は、底層では諫早湾奥の海水とほぼ同程度の一リットル当たり一万六千ミリグラムまで上昇し、COD等の水質は、海水による希釈効果等によりまして海域の水質に近づいたほか、植物プランクトンは、汽水性のものから海産性のものに入れかわるなどの変化が見られております。
これまでの取りまとめによりますと、海水導入期間中は、調整池内では、塩分濃度は、底層では諫早湾奥の海水とほぼ同程度の一リットル当たり一万六千ミリグラムまで上昇し、COD等の水質は、海水による希釈効果等によりまして海域の水質に近づいたほか、植物プランクトンは、汽水性のものから海産性のものに入れかわるなどの変化が見られております。
このモニタリング委員会の報告書によりますと、八月四日から十日までの間の一時的な底層溶存酸素の低下、それから八月二十九日から九月三日までの数日間、よどみでのアオコの発生、それから魚介類などにつきましては、堰上流域においてヤマトシジミなどの汽水性からマシジミなどの淡水性に移行している傾向があるということなどが明らかになっておるわけでございます。
特に島根県水質管理委員会がその最終報告書で、五十九年八月に提示をされた中浦水門の全面的閉鎖による淡水化試行について、宍道湖については、汽水性の魚介類の消滅により漁獲量は大幅に減少する、ヤマトシジミの代替種は見当たらない、夏期にはアオコの発生が懸念をされる、ユスリカの幼虫の発生は現況の十ないし百倍になる。
確かに今度の生態系の調査研究でわかったのは、汽水湖から淡水化に移行すれば、汽水湖にすんでいた汽水性の生物はなくなって淡水性の生物になるというのは、これはもうだれが考えてみても当たり前のことなんですよ。そんなことがわかったぐらいで、その生態系の、要するに淡水化後の予測がつくなどということは非常にこれはおこがましいと言わざるを得ません。 そこで、これは現実にやろうと思えばできるのじゃないですか。
また、水生動物は海水性または汽水性のものから淡水性のものに変わってまいります。底生動物は時間とともに現存する海水または汽水性のものにかわりまして淡水性のものが増加をする。それから、現在の中海の湖底の無酸素状態が解消されれば、淡水性の底生動物は湖の底まで生息可能となりまして、その種もふえ、生態系も安定するだろう。
小川原湖につきましては、現在汽水性でございまして、この汽水性の塩分を淡水化するために河口せきをつくりまして塩の遡上を防ぎまして上流から入ってくる淡水で真水化を図っていく、そういうことでございます。
先生御承知のように、小川原湖を河口ぜきで締め切りますので、現在の小川原湖は汽水性の湖でございますから、締め切り以後だんだんと徐々に淡水化されまして、それに伴いまして小川原湖におきます生物層も徐々に淡水系のものに変わると考えられます。
ただいま先生のお話の、たとえば水位の低下の問題でございますとか、あるいは汽水性の水が純淡水化しますことに伴う漁業への影響等の問題につきまして、青森県では四十五年から四十七年にかけまして日本水産資源保護協会というところに小川原湖の利水の影響の事前調査というものを委託して調査をしておりまして、引き続きまして四十八年から県独自でさらに生産力の予察調査、増養殖試験等を行なっておるところでございます。
それから水門が閉鎖されました場合は、水門閉鎖に伴います湖内の淡水化によりまして、従来の汽水性の白魚でありますとかヤマトシジミ、そういったものに対する影響が出てまいります。