1994-12-02 第131回国会 参議院 本会議 第10号
次に、決算調整資金の積み立てに関するお尋ねがございましたが、決算調整制度につきましては、でき得れば決算調整資金に財源を十分積み立てることが望ましい姿でありまするが、我が国財政は一段と深刻さを増しており、多額の公債に依存せざるを得ない状況にあるため、決算調整資金への繰り入れを行う余力がないことを御理解願いたいと思います。
次に、決算調整資金の積み立てに関するお尋ねがございましたが、決算調整制度につきましては、でき得れば決算調整資金に財源を十分積み立てることが望ましい姿でありまするが、我が国財政は一段と深刻さを増しており、多額の公債に依存せざるを得ない状況にあるため、決算調整資金への繰り入れを行う余力がないことを御理解願いたいと思います。
いずれにいたしましても、制度といたしましては、そういう努力なり財源手当てをいたしましてもなお残る決算上の不足につきましては、決算調整制度を発動するということになります。そして、その最終的なお金は国債整理基金にある現金ということになろうかと思います。
○竹島政府委員 あらかじめ予算におきまして一定の歳出を賄うために当初からないしは補正段階で特例公債を出すというのと異なりまして、この決算の取り扱いについての決算調整制度と申しますのは、それとは異質なものというふうに考えております。
一つは、いわゆる決算上の不足に対応するための措置として決算調整制度がありまして、それで賄うのも赤字を発行しているのと同じではないかと、こうおっしゃいますが、これは私は、そうではない。
しかし、申し上げますと、財政状況が当時に比べまして現在一段と厳しくなっているということに尽きるわけでございまして、御指摘のとおり決算調整資金に第一線準備として本則によって決算調整制度を運用する資金が存在するのが望ましいのは当然でございますけれども、結局のところその資金を積み増すために必要な財源は特例公債に求めざるを得ないような状況でございます。
○山口(光)政府委員 財政制度審議会での審議の状況でございますが、かねてから財政制度の諸問題については御議論いただいておりまして、たとえば五十一年の秋には小委員会もつくっていただき、決算制度の改善策についても御検討いただいておったわけでございますが、昨年の十二月、いろいろな観点から見まして、決算調整制度と申しますか、決算制度について一歩進める必要があるという御答申をいただいたわけでございます。