2005-02-10 第162回国会 参議院 決算委員会 第1号
日本の決算は議案と報告の中間であるともされておりますが、外国の例を見ますと、イギリスは報告、ドイツは議案、フランスは決算法案でございます。
日本の決算は議案と報告の中間であるともされておりますが、外国の例を見ますと、イギリスは報告、ドイツは議案、フランスは決算法案でございます。
それからもう一つは、フランスでは二〇〇一年の予算執行法で、要すれば前年度の決算法案が第一読会で採決されるまで翌年度の予算審議に入れないと。この第一読会というのはどの程度のところを言っているのか、それをちょっと教えていただけますでしょうか。
フランスの決算法の第一読会なんですけれども、ちょっと私、委員会制度についてちょっとそれほど詳しくはないんですけれども、たしか予算法については各院で第二読会までやる形だったと思いますので、その第二読会に行く前の第一読会の段階で、一応決算法案が第一読会で可決された段階で予算法の審議に入ってよいという形だと思います。
フランスの決算審議で一番特徴的点は、国の決算が決算法案として議会に提案され、議会は決算法審議を通じて事後の監督を行う、こういう点でございます。 議会へは決算法案と会計検査院報告が提出され、国民議会先議の慣例に従いまして、国民議会、下院でございますが、ここで審議されます。審議に当たるのは両院とも財政委員会でございまして、委員は各会派の所属議員数に比例して割り当てられます。
例えば、決算は議会に報告するだけのもので議会における審議や議決の対象としていないアメリカの制度、それから、決算は政府の責任解除のために議会提出することにしている西ドイツの制度、決算を決算法案として議会に提出することにしているフランスの制度、こういうふうになっております。
決算法案は、先に国民議会に提出されますが、本会議における審議に先立ちまして、財政委員会の審議に付されます。財政委員会は国民議会における各政党の勢力に応じて選任されました六十二名の委員から構成されておりまして、予算法案の審議もあわせて行うことが特徴であります。次いで、決算法案は、国民議会で議決された後、上院に送付され、上院での議決後公布されます。
これは非常にたくさんの国で承認されておるところで、決算について決算法案など作りますところは、そういう考え方で、予算法、決算法、その間のすべて国会が決定権を持つのだという考え方なんでございます。 私は、実はどう考えるかという場合に、あとでお話ししたような考え方をとります。従って、決算の扱いにとりましても、両院交渉の議案という扱いにするのが適当であろうと考えます。
ベルギーでございますが、一九三一年に制定されました現在のベルギーの憲法、ここにおきましては、決算は決算法案として議会にこれを提出するということを憲法に規定しております。決算法案でありますから、言うまでもなく議会はこれに対して議決をするのであります。