1972-04-04 第68回国会 参議院 予算委員会 第4号
しかしアメリカは、台湾問題について決定的表現を避け、いわば日本でよくいわれる出口論のような立場をとりながらも、しかもなおかつ米中会談を可能にし、さらに友好的な話し合いができたのはそもそも何であるのか。一方、日本は最初から態度を明確にしなければ日中政府間接触が困難なこの現状、この日米間の相違を総理はどのように、この違いはどこにあると判断されるのか。まずこの点から承っておきたい。
しかしアメリカは、台湾問題について決定的表現を避け、いわば日本でよくいわれる出口論のような立場をとりながらも、しかもなおかつ米中会談を可能にし、さらに友好的な話し合いができたのはそもそも何であるのか。一方、日本は最初から態度を明確にしなければ日中政府間接触が困難なこの現状、この日米間の相違を総理はどのように、この違いはどこにあると判断されるのか。まずこの点から承っておきたい。
朴政権と佐藤政権は、口裏を合わせながら、決定的表現を部分的にひた隠しに隠しながらも、その全貌は、アメリカを中心とする日韓の軍事的提携を主眼としていることは明らかだと言わなければなりません。