2003-10-01 第157回国会 衆議院 予算委員会 第1号
「万機公論ニ決スヘシ」ではありませんが、広く党員のあるいはまた党友の意見を聞きながら、今後この問題に対処していきたいというふうに思っております。 小泉総理、この点について、私の考え方について何か御意見があればおっしゃってください。
「万機公論ニ決スヘシ」ではありませんが、広く党員のあるいはまた党友の意見を聞きながら、今後この問題に対処していきたいというふうに思っております。 小泉総理、この点について、私の考え方について何か御意見があればおっしゃってください。
その際に、この天皇統治の内容ですが、これは一般的に今日理解されているような絶対主義的な支配ということではなくして、むしろ、五カ条の御誓文にあらわれているように、「万機公論ニ決スヘシ」いわば公議衆論の尊重ということですね。これは民主主義の我が国の政治伝統に基づいた取り入れ方であろうと私は理解できると思うのですね。 もう一つが、天皇統治の内容としては、人民の福祉の増進ということが入っているんですね。
五箇條の御誓文の中にも、「萬機公論ニ決スヘシ」、そういうおことばも、真実は一つであるとの披瀝であると存じております。現時点での評価はどうであっても、後の歴史家に、花の生涯といわれてとそ政治家の面目でありましょう。 向後の御健闘を心からお祈りを申し上げまして、質問を終わりたいと存じます。 ありがとうございました。(拍手) 〔内閣総理大臣佐藤榮作君登壇〕
「萬機公論二決スヘシ。」 という、国内のデモクラシーには一歩を進めておりますが、国際道徳についての理解が十分に足らないで、「智識ヲ世界二求メ、大ニ皇基ヲ振起スヘシ。」、皇起が振起された後に、世界の文化に寄与するとか、人類の福祉に貢献するという結論がないのであります。教育勅語も御承知のごとく、「一旦緩急アレハ、義勇公二奉シ、以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ。」