1972-02-28 第68回国会 衆議院 予算委員会 第5号
○佐々木(良)委員 私がいま問題にしておるのは、沖繩国会のときに佐藤総理にお伺いしましたように、佐藤総理自身が池田路線を修正しようと思ってかかられた、それがどうもうまくいかなかった、それを今度また同じように修正しようとされておる、そのこととどこが根本的に違うのかということをやはり吟味してみなければならぬ、こう思っておるからであります。
○佐々木(良)委員 私がいま問題にしておるのは、沖繩国会のときに佐藤総理にお伺いしましたように、佐藤総理自身が池田路線を修正しようと思ってかかられた、それがどうもうまくいかなかった、それを今度また同じように修正しようとされておる、そのこととどこが根本的に違うのかということをやはり吟味してみなければならぬ、こう思っておるからであります。
まず最初に、総理の政治上の姿勢についてお伺いするわけでありますが、と申しますのは、政策、人事ともに、池田路線をそのまま踏襲された佐藤内閣であっても、政治上のキャッチフレーズとして、いわゆる社会開発、人間尊重、言うならば、歩行者優先の政治姿勢こそは、その言うところ、まことによしと言わざるを得ないのであります。
佐藤路線というものは池田路線を受け継いだものだけれども、いまのようなことばを聞いておると佐藤路線は依然として兄さんの岸路線に復帰しつつあるわけですよ。だから、まず一発はアメリカに向かって日本人なんだから日本の施設をつくらしてくれ、それで幾ぶんアメリカの行政権がへこむかもしれぬけれども、これは日本国民の感情として許されぬ、これを一ぺん主張すべきだと思う。
このように佐藤路線は池田路線を踏襲するものだとしますと、日本経済の前途は膨大なる過剰生産をはらんだままインフレの深みに入ることは必至で、中小企業の没落と農業生産の荒廃、物価の続騰は不可避であるのであります。 次に、本予算の財源を見ますと、大蔵当局は予算編成の前から財源難ということを大きく言ってまいりました。はたして財源雑なのでありましょうか。
しかるに、世界に類例のない今回の措置を、池田路線踏襲の佐藤内閣が断行するのは、まことに理解に苦しむ暴挙といわなければなりません。(拍手) しかも、田中大蔵大臣は、大蔵委員会において、この措置をとることに私の政治生命をかけていると悲壮な答弁をしたのであります。配当所得はいままでも優遇措置を受けているので、今回の追加優遇措置で恩恵を受けるのは一体だれなのか。
総理は池田路線を継承いたしましたので、私はうそを申しません、と言った総理大臣であった池田さんの路線も継承されたはずでございますけれども、この点はどうも違うのじゃないか。しかしこの三千億減税につきましては、一体どういうふうになったんだろうか、私は国民は、今日の税負担の現状から見まして、この約束を決して忘れないのではないかと思うのであります。
○国務大臣(佐藤榮作君) この点は、はっきり池田路線を踏襲しております。私は過般警察庁長官また警視総監等を呼んで、ただいま行なっている暴力犯またはその組織等の取り締まりについていろいろやっていることを詳細に聴取いたしました。同時に、警察官が各界から理解のある支援を得ていることについて、同時に警察官のたいへん難事と取り組んでおるそのことにつきまして、私も心から敬意を表し、感謝したわけでございます。
——よけいなことですけれども、佐藤さんの打ち出しておる、去年の七月の総裁公選のときには、政治不在、人間不在なんというようなことを言って池田さんの政策をこきおろしたけれども、結局は池田路線踏襲というようなことを言われてしまって、何にもならぬ。
ことに、池田路線の継承ということは、池田総理から総裁選考を委任された自民党の幹事長の三木さんが、池田路線の継承の中においても、特に池田さんは、三選後自分の高度成長政策のひずみというものが国政の全般に出ておるのを改めることが三選後の池田の使命だということを言われておる、その点をとらまえまして、三木さんは、少なくともこの高度経済成長政策のひずみ是正は特に佐藤内閣になっても行なわなければならぬ問題だ、池田路線
また、その反面、組閣に際して、池田路線を受け継いで云々といわれましたが、池田内閣のとった政策は、見せかけの繁栄は築いたかもしれませんが、国民生活を窮乏に追い込んだことも事実であります。現代政治においては大衆福祉こそ何ものにも優先すべきであります。
(拍手)あなたの今日までの言動から推して、池田路線の踏襲は、あなたの本心ではないと思います。「あやまちて改めざる、これをあやまちという」、あなたはいま、まさにそれを犯さんとしているのであります。池田路線と訣別してこそ、佐藤新時代の出発は可能と思うのであります。
○佐藤国務大臣 どういう点で矛盾を生じておるかちょっと私はわかりかねるのですが、池田路線を踏襲しておる、——私は、ただいま池田路線とは申しませんが、アジアの一員である、あるいは平和国家のその仲間であるから平和国家と仲よくしていくという、自由陣営、平和国家というか自由陣営、そういう立場であること、同時にまた、国連においても、その国連に加入しておる、そういう意味で中心主義をとっている、この方針には私も賛成
そこで、重要事項指定方式によって国際世論がやはり中共の国連加盟は認めるべきであるという結論に到達した場合には、これは、池田路線を踏襲しておるのでありますから、日本としてもこの世論に従わざるを得ない、こう考えます。
次に、経済の問題でありますが、「池田内閣の高度成長政策は、成長に伴って幾多のひずみを生じた点で失敗であり、佐藤内閣は当然政策転換を行なうべきであるにもかかわらず、池田路線を踏襲するというのは大きな誤りではないか。また、中期経済計画は、いつごろ政府案として決定するか。同計画は、その諸指標から見て、高度成長型の計画と言えるが、これでは、物価や国際収支の安定は達成できないのではないか。」
しかし経済問題につきましては、もうすでに池田路線のひずみ是正の方向で昨年末以来金融の引き締めなどをいたしております。したがいまして、経済成長政策が今日まで効果をおさめた、これは私も認めるものでございますが、ただいま生じている経済界のひずみ、これを是正することに当面の重大関心を寄せておるのであります。
そういう面におきまして私がもう一度佐藤総理にお伺いしたいのは、池田路線を踏襲すると言われてこられましたけれども、財政一つの面を見ても、池田路線を踏襲したのではにっちもさっちもやっていけない現時点に立っておるじゃありませんか、そういう点で、佐藤総理は、それでもなお池田路線を踏襲するのだというただ形式だけのことばでこの場を答弁されるおつもりかどうか、それをひとつ総理からお聞きしておきたい、こう考えております
○国務大臣(佐藤榮作君) 高度経済成長、これは池田路線であったと言われますが、やはりそのねらいはどこまでも経済の成長にあった、かように思いますが、私は、今度は安定健全成長、これをねんがけております。もちろん当面する事態におきましては、ただいままでのところ池田路線が間違っているとは思いません。しかしながら、池田路線に対して、これをいつまでもくぎづけにする、こういうわけにはいかない。
私は池田路線を貫くというようなあれじゃなくて、佐藤内閣ができればやはり佐藤内閣らしいことをやるのがいい。ちょうどそういうやさきにいろいろ社会党からも質問が出たのでありますが、佐藤さんは野党におられるときにやはり佐藤色のいろいろな政策を出しておられる。
ところが、佐藤首相は、池田路線、池田政策を継承、踏襲するのだ、こう言われているわけであります。かような態度は、これまでの高度経済成長政策の失敗のあとを顧みますと、また現在わが国の置かれている客観情勢に照らして見ましても政局担当の基本的姿勢としては間違いではないかと私は思います。
あなたはもう池田路線というものを踏襲するという限りは、これは結局、中国の国連加入を阻止し、妨害するということになる。政経分離、これはもう古い、現実に合わない。世界の情勢はそんなものじゃない。そういう大勢の中で、あなたはいままでの路線を押えようという、そこからくる大きなこれはひずみなんだ。
○国務大臣(佐藤榮作君) 今日まで私は池田路線を踏襲しておった、今後の時点については、これから流動する情勢など十分考えて、そうして慎重に扱っていく、こういうことを所信表明でも申しております。同時にまた、こうしていろいろの御意見の出るのを静かに聞いているのも、各界各層の意見を聞いているその姿でございます。
ただいままでの現時点における私の考え方は池田路線を踏襲している、これははっきりしている。これから先のことはまだ申し上げる段階ではございません。かようにお答えをいたしております。田畑さんに対しても、前質問者に対すると同じようにお答えいたしてまいります。これは別に変わりはございません。
ただいままでのところ、とりあえず池田路線を踏襲する、かようなことを申しておるのでありまして、まだそれより以上には出ておらない。このことを御了承いただきたいと思います。
しかし、私はただいま申し上げますように、池田路線を継いではおりますが、池田内閣のあとで政局を担当しておる。 〔委員長退席、松澤委員長代理着席〕 ことに皆さん方もしばしば指摘されるように、大きく流動しておるこのさなかにおいて、基本的な考え方に相違があってはこれはたいへんだと私は思う。
ところが、佐藤新首相は、その就任にあたって、池田路線の踏襲というくつわをかまされたとかで、本年七月の自民党総裁選に際して佐藤氏が立候補した際の公約の重要な諸点をみずから否定ないし取り消し、ついに国民に対し佐藤路線の何ものであるかについて明確な印象を与えずに終わりましたことは、まことに遺憾であると言わなくてはなりません。
池田路線の踏襲、国民は、池田路線の踏襲といえば、いままでやってきたことをそのまま続ければいいと思っていますよ。国民自体の気持ちはそうです。これでは今日の状態に対処する適切な態度とは言えない。 特に、私が最後に大臣に直接耳にとどめてもらって、今後の慎重な政策を期待する点は、通貨の問題でございます。