1985-06-11 第102回国会 参議院 内閣委員会 第15号
それから福祉の問題にしても、きょうはこれを長官にも読んでもらおうと持ってきたんですが、もう十五年も前に「老人福祉の池田方式」。これは「ワイン町長奮戦記」というんですが、この中でヨーロッパのような福祉の方式はだめだと。元気なうちは働くことに生きがいを求めさせなければいかぬというので、生きがい課というふうな課までつくってお年寄りに焼き物をやらしたりいろんなことをした。
それから福祉の問題にしても、きょうはこれを長官にも読んでもらおうと持ってきたんですが、もう十五年も前に「老人福祉の池田方式」。これは「ワイン町長奮戦記」というんですが、この中でヨーロッパのような福祉の方式はだめだと。元気なうちは働くことに生きがいを求めさせなければいかぬというので、生きがい課というふうな課までつくってお年寄りに焼き物をやらしたりいろんなことをした。
そうではなくして、四のことは、最後の中小企業の問題は多少ひっかかるにしても、一と二と三、いわば大橋大臣が述べられた程度の、たとえばある程度の例外を除けば全国一律最低賃金制ということを考慮しても、討議の対象にしてもいいのだとか、ことばは忘れましたが、あるいは最賃制のあり方は、労働者側の意見と経済政策とを一致し、調和させて、そして定めたいという意見、まあこれをかりに池田方式と、こう私は名づけてみましょう
もちろんただいままで池田方式そのものが踏襲されておりますが、さらにこれを前進さすことが可能なりやいなや、もうこれが実現する見込みありやいなや、これもよく打診をして、しかる後にやるべきことだと思います。当方の意向、百万県民の意向、同時に中央政府の考え方、これはアメリカにすでに通じてあるのであります。問題はそれをいかなる段取りでやるかということに帰するのではないか、かように私は思います。
この中で、繊維関係はもとより、鉄鋼、電機、化学等のいわゆる成長産業にも供給過剰状態が現われてきているのでありまして、池田方式では、供給過剰を吸収するには経済成長率を引き上げることを求めるでありましょうが、それは国際収支改善という課題と大きく矛盾を来たすのであります。
併しそうだからと言つて本補正予算案がドツジ・池田方式から全く離れた別の方針によつて組まれたものであるかというと、決してそうではないのであります。超均衡予算の超を取るとか、財政に弾力性を持たせるとかいうことで、若干ドツジ・池田方式から離れようとする跡も見えておるのでありますが、もともと二十七年度の予算の補正予算に過ぎない。
二十七年度までの予算はいわゆるドツジ、池田方式に基いて編成されて参りましたが、これらの根本の理念はどこにあつたかと申しますならば、我が国の勤労大衆即ち労働者更に或いは中小企業、農民、こういう勤労大衆の生活水準を低く抑えておきまして、銀行或いは大資本によりまするところの資本の蓄積を増進する、そうして戦前におけるがごとく、大資本の支配する経済形態への復元を目指し、更に第二には、アメリカとの日米安全保障条約
しかるに、政府提案の原案を見ますると、依然としてドツジ・ライン、ドツジ・池田方式の単なる事務的踏襲にすぎないのを、心から遺憾と存ずるものであります。
(拍手)そこに、いわゆる池田方式、ドツジ方式というものによつて資本蓄積が行われる形が大きな限界に達しておるのではないであろうか。そこを私たちは指摘せざるを得ないのであります。現に、現在の市中銀行が言つておるところのものは、いかに財政のしわを銀行に寄せられてもわれわれはこれ以上引受けることはできないと言つておるではありませんか。私はこの点を指摘せざるを得ない。