1965-05-11 第48回国会 参議院 建設委員会 第18号
これは御承知のように、池川内閣の高度成長政策から引き続いて起こってまいりました今日の、これからもなお底知れない不景気という形でもってわれわれの目の前に社会不安がもたらされるかもわかりません。また、あるいは政府がよりよい政策をもって、そうして過当競争を押えて、ほんとうに計画的な、われわれの国民生活に必要な消費財の生産ということが的確に行なわれるという方途をとるかもわかりません。
これは御承知のように、池川内閣の高度成長政策から引き続いて起こってまいりました今日の、これからもなお底知れない不景気という形でもってわれわれの目の前に社会不安がもたらされるかもわかりません。また、あるいは政府がよりよい政策をもって、そうして過当競争を押えて、ほんとうに計画的な、われわれの国民生活に必要な消費財の生産ということが的確に行なわれるという方途をとるかもわかりません。
というようような面もありまして、結局いまの、たとえば池川内閣の社会保障放棄は、当面の政策としてはやむを得ないのだ、こういうような宣伝がこの研究所を通じてなされるのではないかというような懸念も私は持つわけです。
池川内閣の命取りは早いほどいいかもしれないが、国民が迷惑しては困る。あとでおそらく問題を起こす。そういう点から、私は池田内閣総理大臣並びに外務大臣に対して、軽率なまねをするとたいへんなことになりますよという警告を発しながら、決意のほどを祈りたい。
しかもこの勧告の内容は、これは文部大臣も科学技術庁長官も御承知のように、科学技術会議が設置されておる、その科学技術会議のもとで、十年後の科学技術の目標その他についての検討が一年数カ月間の長きにわたって行なわれて参りました、そういうことに基づいて、特に池川内閣が所得倍増の経済政策をとっておること等とも関連をいたしまして、今日は科学技術者の養成がきわめて大きなウエートを占めておる、教育問題としてだけではなしに